【ネタバレ】『DUNE/デューン』オスカー・アイザックが衝撃の◯◯シーンを振り返る「とにかく耐えた」

この記事には、『DUNE/デューン 砂の惑星』のネタバレが含まれています。

米Comicbookとの取材でオスカーが振り返ったのは、妻の解放を条件にハルコンネン男爵に協力していたドクター・ユエ(チャン・チェン)の裏切りによって、ハルコンネン家に差し出されたレト公爵の最期のシーン。原作小説では衣服を着たまま捕らえられていたレト公爵は、映画では全裸姿であった。
フルヌードに挑んだオスカーは、「とにかく全部耐えました」と同シーンの撮影時を語っている。「(大事なところを隠すための)ジョックストラップもつけていましたし、他の方と同じように(陰部は)保護されていました」。
ハルコンネン家に寝首をかかれたレト公爵は、ドクター・ユエによって打ち込まれた麻酔薬のせいで肢体不自由に。愛妾のレディ・ジェシカや息子のポールに別れを告げられないまま最期を迎えるという、なんとも悲痛なシーンであった。しかし、オスカーにとってはこのレト最期の一幕こそ、最も胸を踊らせたシーンだったようだ。
「そここそ、僕がすごくワクワクしたところでもありました。小説では、制服をかっちりと着て何もかもが整っていた彼が、突然弱々しいキリストのような姿になって、犠牲になってしまうんですから。とても美しく撮影されたと思います。」
麻酔により身体を動かすことも出来なかったレト公爵だが、オスカーによれば「目だけは動かせた」という。その通り、ハルコンネン男爵からポールとレディ・ジェシカの死を告げられたレトは一筋の涙を伝わせ、必死にその無念さを示したのだ。
スクリーン上では、囚われの身となったレト公爵の心情を推し量るための唯一の手がかりが涙だった。しかし、原作では死に瀕したレト公爵の胸の内が淡々と記されている。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、映像化にあたり「バイブル」とまで呼んだ小説を読むと、映画では描かれきれなかったキャラクターの内面を理解できるはずだ。
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は公開中。
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Source: Comicbook