『DUNE/デューン』ティモシー・シャラメ&ジョシュ・ブローリンが格闘する本編シーン ─ キレキレアクションに注目
2021年10月15日に待望の封切りを迎える映画『DUNE/デューン 砂の惑星』より、主人公ポール・アトレイデスを演じるティモシー・シャラメと、アトレイデス家に仕える腹心にしてポールの戦闘の指導者でもあるガーニイ役のジョシュ・ブローリンによる格闘シーンを捉えた本編映像が公開された。
映像では、「気分じゃない」とトレーニングに消極的な姿勢をみせるポールに対し、ガーニイが「敵に襲われたら戦うのみ」と厳しい言葉をかけ、共にファイトに挑むシーンから始まる。しかし、ガーニイの厳しさは、避けては通れない宿敵ハルコンネン家との戦いが、すぐそこまで来ていると感じている証(あかし)。家族以上に大切に思っているポールにも強くあって欲しい、必ず生きて欲しいと願っている優しさの裏返しでもある。そんなガーニイの愛ある猛攻に応戦するポールだが……果たして勝負の結末やいかに。
自身のキャリアの中でも最も本格的なアクションに挑戦したポール役のティモシーは、「ファイトコレオグラファー(振付師)をつけて、ここまで調整が必要なアクションは今回の撮影が初めてでした」と語る。激しいアクションのためには入念な準備を要したといい、ティモシーは撮影前の様子について以下のように振り返っている。
「特にジョシュとの1対1のアクションシーンの準備期間は長くて、ファイトの準備はロサンゼルスで撮影に入る4か月前からスタントコーディネーターのロジャー・ユアンと練習をし始めました。そのあと、撮影(開始)2か月前にブタペストに移動して、そこでも練習とファイトコレオグラフィーを学んでいました。」
さらに、ティモシーによれば「とにかく出来る限りの練習をして臨んだ」という本番で、ある問題も発生したという。「ジョシュは僕のスタントダブルと、僕はジョシュのスタントダブルと練習をしていたので、いざ本人たちが練習しようとなると、少しずつ呼吸の間合いとかが違って、なかなか調節するのが大変でした」。このように撮影の難しさを話した上で、ティモシーは「でもすごくいい経験になりました」と語った。
なお、映像の中でポールとガーニイの身体のまわりに発生している“揺らぎ”は、シールドと呼ばれるもの。手の甲に付けられたシールド発生装置により、電磁場を発生させ、相手からの攻撃から身を守ることが出来るようになっている。原作ではお馴染みの設定を、世界観を忠実に再現することを目指したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がどのように描いているのかも注目のポイントとなりそうだ。
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』は2021年10月15日(金)全国公開。
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