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【ネタバレ】『デューン 砂の惑星 PART2』迫り来るサンドワーム、『ジョーズ』から影響を受けていた ─ 「スピルバーグから学んだ教訓」

デューン 砂の惑星PART2
© 2023 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

この記事には、『デューン 砂の惑星 PART2』のネタバレが含まれています。

 デューン 砂の惑星PART2
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『デューン 砂の惑星 PART2』迫り来るサンドワーム、『ジョーズ』からインスパイア

スティーヴン・スピルバーグ監督による『ジョーズ』といえば、とある街に面した海に突如現れた巨大ザメの脅威を描いた1作。元祖サメ映画としての称号を持つ本作だが、劇中では意外にもサメが姿を見せないことでも知られている。

そんな本作が『デューン 砂の惑星 PART2』に影響を与えたのは、一体どのシーンなのだろうか。米Vanity Fairの動画企画に登場したヴィルヌーヴ監督によれば、主人公ポール・アトレイデスが巨大生物サンドワームの背中に乗る試練に挑戦する場面だという。

「このポールが歩いているショットですが、私は静寂によってもたらされるこの緊張感がすごく好きなんです。正直に言いますと、このシーンは『ジョーズ』にインスパイアされました。見えないものほど怖い、というアイデアですね。何か下に潜んでいるものがもうすぐやって来る、というのは、私がずっと昔にスピルバーグから学んだ教訓です。」

チャニやスティルガーらフレメンの仲間が見守る中、ひとり砂丘に立つポールは、サンパーを使ってサンドワームを呼び寄せる。すると遠くから轟音が鳴り始め、姿こそ見せないもののサンドワームが勢いよく砂漠を突き進んでくる。Vanity Fairの映像では、『ジョーズ』劇中シーンとの比較がなされているが、映像の構図も類似していることがわかる。

「見えないものほど怖い」と語ったヴィルヌーヴだが、前作『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)公開時には、「遠くにあるものほど怖い」とも語っていた。「今はまだ遠くにいる何かが迫って来る感覚です。モンスターが迫って来る時の距離感を演出することに私は夢中なんです」。

ちなみに、ポールのサンドワームライドシーンにかけられた撮影日数はなんと44日間。最初は製作陣の誰もがどうやって映像化するのかと驚いたという。

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『デューン 砂の惑星 PART2』は公開中。

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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