『DUNE/デューン』続編撮影、2022年秋の開始めざす ─ 監督「なるべく早くお見せしたい」

SF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』の続編映画『Dune: Part Two(原題)』の撮影が2022年秋ごろに始まる見込みであることがわかった。監督のドゥニ・ヴィルヌーヴが明かした。
『DUNE/デューン 砂の惑星』は34の国と地域で初登場1位を獲得し、本記事時点での世界累計興行収入は2億3,600万ドルを記録。続編『Dune: Part Two』の製作は、アメリカと中国での封切りから5日後の2021年10月26日(米国時間)に正式発表された。米国公開日は2023年10月20日と告知されているため、撮影が2022年秋から開始される場合、公開まで約1年というタイトなスケジュールでの製作となる。
米The Hollywood Reporterの取材にて、続編の撮影時期を問われたヴィルヌーヴ監督は「やることがまだたくさんあるので、おそらく(2022年)秋になるでしょう。それでも早い方だと思います」と笑いながら答えた。その一方、なるべく早く観客に届けたいという思いも強調している。
「デザインやキャスティング、ロケーション、脚本の作業はだいたい終わっているので、ゼロから作るわけではありません。[中略]私にとって大切なのは、なるべく早くパート2をお見せすること。同じキャラクターで新たなエピソードやストーリーを描く続編ではなく、1作目と直接繋がりますからね。大作映画の第二部なので、早いほうが良いと思います。」
以前から『DUNE/デューン』の3部作構想を語ってきたヴィルヌーヴ監督は、今回も「続編が成功したら『デューン 砂漠の救世主』をやれるかもしれない」とコメント。フランク・ハーバートによる原作小説シリーズにおいて、主人公ポール・アトレイデスの物語は『デューン 砂漠の救世主』まで続いているのだ。
監督の理想は、『Dune: Part Two』を経て『デューン 砂漠の救世主』を製作したのち、自らの原点である小規模の映画に戻ること。今後のキャリアについて、ヴィルヌーヴは「野心や規模の大きい映画をいくつか作って、そういう仕事に疲れたら小さなプロジェクトに戻ると思います。だけど今のところ、大作をやるエネルギーがありますから」と語った。
映画『Dune: Part Two(原題)』は2023年10月20日に米国公開予定。日本でも2023年に公開される。
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Source: The Hollywood Reporter