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『DUNE/デューン』監督、完結には「最低でも3本は必要」とトリロジー化に熱意 ─ 『砂漠の救世主』映像化なるか

DUNE/デューン 砂の惑星
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

2021年のSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』を手がけたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が、続編『DUNE: Part Two(原題)』の製作が決まった今、ずっと夢見てきたという「3部作」に意欲を燃やしている。

作家フランク・ハーバートが創造した原作小説『デューン/砂の惑星』は、主人公ポール・アトレイデスの冒険譚を軸にしたメインシリーズだけに留まらず、数千年にまたがった物語が展開されていく。ポールの物語は、次作『デューン/砂漠の救世主』まで継続。同書では父レトと同じように、親として、一族の長として生き抜くポールが描かれる。

2021年8月、ヴィルヌーヴ監督は早くも3部作の可能性について言及していた。当時はまだ、続編が発表されるどころか第1作の公開前であり、可能性は未知数であった。しかし、10月27日、米ワーナー・ブラザース/レジェンダリー・ピクチャーズの発表により、続編の製作が正式に決定。夢の実現までの道が開けてきたなか、米Entertainment Weeklyでヴィルヌーヴ監督が再び3部作への希望を語ったのだ。

私は常に3部作を心に描いてきました。フランチャイズを作りたいというのではないんです。けれど、これは『DUNE/デューン』ですから。壮大な物語です。敬意を払うには、最低でも3本は必要だと思っています。ポール・アトレイデスと彼が見せていく成長を全て描ききれたらよいですよね

ハーバートは6冊の本を書きました。書けば書くほど、(物語は)サイケデリックになっていく。そうしたものをどう脚色していけば良いかはわからないですが、ひとまず1作で描くのは1つ。もし『DUNE:Part Two』と『デューン/砂漠の救世主』の両方を作る機会があったらありがたいことです。

『DUNE/デューン』を手掛けるにあたってヴィルヌーヴ監督は、ワーナーとの間で複数作品の製作を前提に話を進めていたと思われる。もっとも、シリーズ継続にあたっては興行面での成功が必須条件だったが、第1作は世界的ヒットを記録した。『デューン/砂漠の救世主』の映像化は、同じく2023年10月に公開される第2作のパフォーマンス次第になりそうだ。

気になるのは、原作では『デューン/砂漠の救世主』が『DUNE:Part Two』から時が10年以上進んだ物語であるということ。映画でも同様のタイムラインが採用されるのであれば、『砂漠の救世主』の公開時期は、2023年からしばらく先になるかもしれない。

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Source: Entertainment Weekly

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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