ゼンデイヤが『デューン 砂の惑星PART2』の魅力を語り尽くす ─ 「誠意はチャニにとって大切な言葉」、インタビュー特別映像

脅威のスケールで放つSFアクション超大作『デューン 砂の惑星PART2』より、高潔で勇敢な戦士チャニを演じたゼンデイヤが、共演キャストや作品について語るインタビュー特別映像が公開された。
前作に続き再び「デューン」の世界に戻ってきたことについて、ゼンデイヤは「どんな体験になるのかと心待ちにしていたですが、思い描いたどんな夢をも上回るもので、あらゆる部門の才能あふれる人たちと一緒に現場にいられて、圧倒される思いでした」と振り返る。自身が演じたチャニについては、「チャニは自分が望んでいるのは違う世界だと主張して、昔ながらの考え方に反旗を翻しています」と、劇中での立ち回りを明かしている。
「自分たちを抑圧してきた理念には反対だと声をあげるし、チャニが辿る旅路の全てにおいて根幹となるのは真摯さなんです。チャニが望んでいることは、愛する仲間と惑星デューンにとっての最善です。チャニには尊敬に値する強さや人々の生活改善を望む、熱い思いがあって、何よりも大切な自分の惑星を守ろうと尽力するキャラクターです。」
さらに、ゼンデイヤは「私もひたむきに仲間を愛する方だと思います。どんなときでも真心と誠意を大切にしています」と自身とチャニとの共通点についても語っている。「周りの人のためにも正しいと思う信念を貫いていきたいので。‟誠意”は、チャニにとっても大切な言葉だと思うんです」。
主人公ポールを演じたティモシー・シャラメとは前作に続き再共演となったが、「前作の制作に入るまでお互い面識はなかったのですが、前作公開までの数年間とそれ以降に親しくなり、今では兄のような、家族のような存在なので、こんなに素晴らしい経験を共にできるのは嬉しいです」と、強い絆を育んでできたことを明かす。「一緒にこんな体験をできて、末永く友達でいられるなんて最高に恵まれているので、よく共演作の思い出話に花を咲かせていた、ハビエル・バルデムとジョシュ・ブローリンみたいになれたらいいな。二人は大きな子供と呼ばれているんです。『デューン12』あたりで私たちもそうなりたい(笑)」と、ティモシーとの友情に言及しながら、長らくシリーズが続いてほしいと願うほどに良好だった撮影現場を振り返った。
『PART2』の新キャストには、オースティン・バトラーをはじめ、フローレンス・ピュー、クリストファー・ウォーケンらが参戦する。ゼンデイヤは、ポールの一族を滅ぼした張本人である皇帝シャッダム4世を演じたクリストファー・ウォーケンについて、「クリストファー・ウォーケンを数日間だけ観られました!緊張し過ぎてろくに話もできず、会釈するのが精いっぱいでした。ただ歩いているだけで存在感が圧倒的で、まさに皇帝そのものだと思いました」と、尊敬するレジェンド俳優との共演を興奮気味に熱弁。皇帝の娘であるイルーランを演じたフローレンス・ピューについては、「とても愛らしく心優しい人。威厳を感じさせるたたずまいだったので、皇女イルーラン役はまさにはまり役でした」と彼女の印象を振り返っている。
さらに、ポールを狙う“最狂の刺客”フェイド=ラウサを演じたオースティン・バトラーについては、「優しくて善い人なんです。そんな彼がなんとあんなに邪悪で恐ろしい、けだもののような人物になりきっています」と、彼の表現力の高さを絶賛した。
また、戦闘シーンも見どころである本作。「アトレイデス家もハルコンネン家も独特で、フレメン(砂漠の民)と異なる様子が見られて最高でした!戦闘スタイルを習得し、実行する彼らの姿は格別です。(フレメンは)砂の中で動く能力があるから、体の動かし方やほふく前進の仕方がとても興味深かったです。それを私も体感できるようになったので、あれは本当に楽しかった。腹ばいで前進するテクニックはよく使いました。砂漠の民は素早く優雅に動けないと」と、自身も取り組んだアクションシーンについても充実の撮影であったことを明かしている。
映画を楽しみにしているファンに対しては、「別世界の惑星体験をぜひ楽しんでください!」とメッセージ。「心に響いたものを持ち帰って、それについて考え話し合ってほしい。どんな内容の話し合いも大歓迎だけど、心を開いて観に来てほしいです。ワクワクする体験だからとにかく楽しんでください!」と見どころを語った。
全てがスケールアップし壮大な物語はついにクライマックスへ!戦いの向かう先は“希望”かそれとも“破滅”か──。『デューン 砂の惑星PART2』は大ヒット公開中。
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