『デューン3』もし作るなら『デューン 砂の惑星 PART2』より「さらに良いものにする」、ヴィルヌーヴ監督が覚悟

映画『デューン 砂の惑星』2作は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が全身全霊を注いだ終生の大作。しかし物語は終わりというわけではなく、原作小説では『デューン 砂漠の救世主』という続編が存在する。
ヴィルヌーヴ監督は最新作『デューン 砂の惑星 PART2』の公開前より、シリーズ3部作の完結編として『デューン 砂漠の救世主』の映画化を望んでいた。しかし、その姿勢は慎重でもある。英Empireでは『デューン』への情熱を語りつつも、3作目に進む前に小休憩を取る意向であることを明かしている。
「私は2作品を連続で作りました。自分にとっては納得のことでした。『PART1』からすぐに進むのが良いアイデアだと思ったんです。すでにデザインや脚本も終えていました。6年間ノンストップでアラキスに身を捧げたということでもあるので、少しだけ一歩下がってみるのが健康的だと思うんです。」

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ヴィルヌーヴ監督は『砂漠の救世主』の草稿の執筆を終えているというが、完成と言うには時期尚早のようだ。「脚本は力強いものでなければいけません。避けたいのは、準備が万全ではないということ。それはこれまで怠らなかったことです」と監督。他方、プロジェクトへの「熱意」が自身の完璧主義を脅かす存在になりうることを危惧してもいるという。「すべてのアイデアが必ず紙の上にある必要があります」。
そうした上で、ヴィルヌーヴ監督は「もし(『デューン』の世界に)戻るのであれば、リアルであり、妥当なものでなければいけない」と覚悟を語っている。「もし『デューン 砂漠の救世主』を作るのであれば、『PART2』よりも良いものにします。そうでなければ、作りません」。
『デューン 砂の惑星 PART2』は前作を優に上回る世界的大ヒットを記録。現時点で世界累計興行収入は5億1,250万ドルを突破している。
『デューン 砂の惑星 PART2』は公開中。
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Source:Empire,Box Ofiice Mojo


























