ドウェイン・ジョンソンが伝説のレスラー役、A24新作『The Smashing Machine』発表 ─ 「ザ・ロック史上最もドラマチックな役」

『ブラックアダム』『ワイルド・スピード』シリーズの“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンがA24の新作映画『 The Smashing Machine(原題)』で、伝説のレスラーとして知られるマーク・ケアーを演じることがわかった。米Varietyが報じている。
本作は、MMA(Mixed Martial Arts、総合格闘技)伝説の戦士、マーク・ケアーの実話に基づく“ドラマ”作品。キャリアの絶頂をマークした2000年前後、あの手この手が許された総合格闘団体UFC時代を舞台に、依存症や愛、友情との苦闘が描かれるという。
ケアーは1997年に総合格闘家デビュー。同年、UFC初参戦を果たすと、UFC 14ヘビー級トーナメントで優勝した。2000年には、PRIDE GRANDPRIX 2000に出場し、決勝トーナメント2回戦で日本の藤田和之と対戦。0-3の判定負けとなり、キャリア初の黒星を喫した。引退後も、MMAのパイオニアとしてその名を歴史に残している。
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2002年には、PRIDE GRANDPRIX 2000までの道のりや私生活での苦闘を切り取ったドキュメンタリー映画『The Smashing Machine』も公開された。同名タイトルとなる今回の映画化でも、同様の題材が描かれると見られる。
主演のドウェイン・ジョンソンは、“ザ・ロック”の異名を持つプロレスラーとしても知られ、劇中ではダイナミックな格闘技アクションを見せてくれそうだ。A24は、本作が「ザ・ロック史上最もドラマチックな企画かつ役柄だ」と伝えており、ヒューマンドラマとしての側面にも期待できそう。
監督・脚本を務めるのは、『グッド・タイム』(2017)や『アンカット・ダイヤモンド』(2019)を手がけたベニー・サフディ。俳優としても活躍しており、直近では『オッペンハイマー』(2023)に出演した。サフディとドウェインはそれぞれ自身の製作会社を通してプロデューサーを兼任する。
ちなみに、A24からは同じくレスラーを題材とした映画『The Iron Claw(原題)』が2023年12月22日に米公開予定。1980年代前半に全米を騒がせた“呪われた”プロレス一家、フォン・エリック・ファミリーの実話を基にした物語が描かれる。主演はザック・エフロン。
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