うつ病乗り越えたドウェイン・ジョンソン、「何も考えずにひたすら掃除をした」 ─ 悩む青年にアドバイス、思わず涙
ドウェインの言葉に感動したタッカーは、「こんな時に泣きたくないです」と話しながらも、こらえきれず涙を溢れさせ、2人は熱い抱擁を交わしたのだった。最後にドウェインは、「いつか君はビッグになるよ、僕にはわかる」と言い残して去っている。
タッカーとの会話について、ドウェインはInstagramのキャプションで改めてその想いを綴っている。タッカーと同じような悩みを抱える全ての人へ向けたメッセージだ。
「人生で起きたたくさんの悲劇を乗り越え、強くなったこの巨人のような若き男、@iamlacolbytuckerから溢れ出るむき出しの感情に愛を感じている。
自分のメンタルスヘルスとの戦いに関して、私は開かれた本のようだ。導きと助けを必要としている人、特に世界の重荷を肩に感じながら自分の道を探すことにもがく若い男たちのためなら私はいつでも駆けつける。
アメリカの男たちは生まれながらに、苦しんでいる姿を他人に見せない。自分たちは、タフで強く、全ての面倒を見る存在だと思っている。
真実を言うならば、助けを求め、自分を曝け出すことは決して弱いことなんかではない。それは私たち全員が持つスーパーパワーなのだ。
それは、制御可能なものを制御するということ。それは両手を使って頑張るということなのだ。
私はラコルビー・タッカーが、人生の素晴らしいところへ向かう運命にあると信じている。この若き男をこれからも支えようじゃないか!」
ドウェインといえば、大学時代はアメフトの花形選手、卒業後はWWE最強のプロレスラー、そして今やハリウッド随一の肉体派俳優という華々しいキャリアを歩んできた。しかし、そんなパブリックイメージとは裏腹、2018年には10代からメンタルヘルスの問題を抱えてきたことを明かしていた。この時も「大切なことは、打ち明けるのを恐れないこと」と語っていたドウェイン。痛みを知るものとして、次世代へ救いの手を差し伸べる姿はこの上なく頼もしい。
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Text:SAWADA、中谷直登

























