ドウェイン・ジョンソン、『チャーリーとチョコレート工場』ウィリー・ウォンカ役の候補だった
『ワイルド・スピード』『ジュマンジ』シリーズなどに出演を重ね、今や肉体派アクション俳優として知られる“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンが、個性派俳優としての路線を進んでいたかもしれない。『チャーリーとチョコレート工場』(2005)で監督を務めたティム・バートンが、ジョニー・デップが演じたウィリー・ウォンカ役にドウェインを候補として検討していたというのだ。
この耳を疑うような事実、ドウェイン本人より明かされている。このたびドウェインは、自身のInstagramにて「お気に入りの映画」と記しながら、ロアルド・ダールによる原作小説『チョコレート工場の秘密』(1964)の初映像化作品『夢のチョコレート工場』(1971)の鑑賞風景を投稿。これとあわせて、俳優として駆け出しの頃にリメイク版『チャーリーとチョコレート工場』(2005)への主演を検討されていたことを明かした。
「幾つかの良い歴史─2000年始めの頃、有名な監督ティム・バートンがリメイク映画『チャーリーとチョコレート工場』でウィリー・ウォンカ役に僕を検討していたんです。“なんてこった、参加するよ”って思ったのを憶えています。
けど当時は、僕がハリウッドで俳優を始めた頃で、世界的なヒット作を生み出せるほどの力もなければ、成功させる為の演技経験もありませんでした。もちろんその役は当時世界最大のスターだったジョニー・デップに行きました。あとは言うまでもありませんね。そして、僕の進んだ道も。」
2001年に『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』にて映画デビューを飾ったドウェインが進んだのは、世界的有名なプロレスラーとして活躍した背景もあってか、アクション俳優としての道だ。『ワイルド・スピード』『ジュマンジ』シリーズはじめ、『セントラル・インテリジェンス』(2016)『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)など、話題作への出演を重ねたドウェインは、米Forbes調査による2019年最も稼いだハリウッドスターランキングで首位を獲得するなど、今やトップスター。今後もDC映画『ブラックアダム』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)続編企画など、やはり豪快なアクションが期待される作品への出演を控えるドウェインは、心無しか哀愁を漂わせながら今回の投稿を締めている。
「ティムが僕を検討してくれていたことは、将来がどうなるかの保証も無くこの業界に入った僕にとって、かなりの意味があります。僕はこれからもずっと叶わない夢の為に乾杯をするでしょう。だって、こういうのがこれまで出会うことがなかった最高なものなんだということもあるから。」
とはいえ、ジョニーデップが白塗り&おかっぱ姿で怪演を見せたウィリー・ウォンカをドウェインが演じていたら、作品、そしてドウェイン本人が辿っていた道はどのようなものになっていたのだろうか。その影響は想像もつかないが…。
▼ ドウェイン・ジョンソンの記事
キャプテン・アメリカはウィル・スミスやザ・ロックのような容姿であるべき? ─ 『キック・アス2』監督、マーベルに提案したアイデアを明かす 『アイアンマン』公開当時の出来事 ドウェイン・ジョンソン、「ザ・ロック」の商標権を獲得 どう使うのだろう 主演俳優から現場で「怒鳴られた」、レベッカ・ファーガソンが苦い経験を告白 ─ 「ヒュー・ジャックマンやトム・クルーズではない」 ドウェイン・ジョンソンも反応 ドウェイン・ジョンソン、『モアナ 2』マウイ役で続投交渉中 ─ モアナ役も揃って復帰の見込み 実写映画版も控えるなか 『ワイスピ』不仲で別撮り説あったドム&ホブスのヘンテコ対峙シーン、「2人は一緒にいた」と監督 ─ 「歪んで見えた」本当の理由とは? すごい理由
Source: Forbes