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『ジュラシック・ワールド』第3作、恐竜アニマトロニクス使用量は前2作超え ─ テクノロジーの進化に、監督「非常にワクワク」

ジュラシック・ワールド/炎の王国
(c)Universal Pictures (c)Giles Keyte

『ジュラシック・ワールド』シリーズの第3作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』では、恐竜をリアルに再現するテクノロジー“恐竜アニマトロニクス”の使用量が前2作を超えるという。監督・脚本を務めるコリン・トレボロウが明かしている。

特殊撮影技術の1つである“アニマトロニクス”とは、よりリアルな生物の動作を実現するために使用されるロボット技術のこと。映画業界におけるアニマトロニクス技術の開拓者の1人であるスティーヴン・スピルバーグは、『ジュラシック・パーク』(1993)よりこの技術をシリーズに導入した。2015年より続く『ジュラシック・ワールド』シリーズでは、アニマトロニクス技術とCGを融合することにより、恐竜のリアルさが追求されている。こうした中、第3作で見られる恐竜のリアルさは、デジタル技術の発達に伴い更なる進化を遂げることになりそうだ。

2020年7月23日(現地時間)、「サンディエゴ・コミコン」のオンライン版「Comic-Con@Home」でのパネルイベントに登場したトレボロウ監督は、インタビュアーより第3作で用いられるCGテクノロジーに関して訊かれると、「第1作から作ってきたもの(テクノロジー)から、毎回の『ジュラシック』シリーズ作品を経るごとにより実用的になってきています」と返答。「本作では、前の2作品よりもたくさんの恐竜アニマトロニクスを使っています」と明かした。

こう語るトレボロウ監督は、これまでにアニマトロニクス実験に熱心に取り組む様子をたびたび自身のSNSに公開している。2020年2月に投稿されたアニマトロニクス実験では、動きや風貌が本物の恐竜かと疑うほどリアルなトリケラトプスの赤ちゃん(ロボット)が映し出されていた。

以降も継続して実験に取り組んでいたトレボロウ監督によれば、第3作のアニマトロニクスは使用量のみならず、技術も着実に向上している模様。トレボロウ監督いわく、過去数ヶ月の実験の成果として「アニマトロニクスのデジタル技術が拡がったおかげで、画面上に映る合成された背景とアニマトロニクスがもたらすリアルさのレベルが一致する所まで遂に達した」というのだ。「以前までは、うまく合成することはできませんでした。つなぎ目がかなり見えていましたよ」と監督。続けて、「だから、今回は非常にワクワクしていますね」と語っており、第3作ではこれまで以上にリアルな恐竜が出現することが期待できそうだ。

映画『ジュラシック・ワールド/ドミニオン(原題:Jurassic World: Dominion)』は2021年6月11日米国公開予定。

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Source: Comic-Con International

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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