エディ・マーフィ、『ゴーストバスターズ』『ラッシュアワー』の出演を断って後悔 ─ 「やっておけばよかった」

『星の王子 ニューヨークへ行く』や『ビバリーヒルズ・コップ』『48時間』そして『シュレック』など、数々の人気シリーズで一世を風靡し、唯一無二のキャリアを築いてきたエディ・マーフィ。ところがそんな“レジェンド”にも、出演しなかった、できなかったことを悔やんでいる作品があるようだ。
Netflix映画『エディ・マーフィ』は、マーフィのコメディアン・俳優としてのキャリアを振り返るドキュメンタリー作品。スタンダップ・コメディアンから大スターに駆け上がった軌跡をマーフィー本人や共演者たちが語っている。
本作のプロモーションで、米Associated Pressから「出演を断って後悔している作品はあるか」と問われたマーフィは、「ええ、いくつかありますよ」と回答。「『ゴーストバスターズ』はやらないかと声がかかったけど、出演しませんでした。『ラッシュアワー』と『ロジャー・ラビット』も。私の“やっておけばよかった”映画トップ3です」と答えた。
マーフィが『ゴーストバスターズ』(1984)で出演をオファーされていたのは、のちにアーニー・ハドソンが演じたウィンストン・ゼドモア役。『ラッシュアワー』(1998)ではジャッキー・チェン演じるリー警部の相棒、カーター刑事役の候補に挙がっていたが、クリス・タッカーにバトンが回った。『ロジャー・ラビット』(1988)では、ボブ・ホスキンス演じる主人公エディ・バリアント役を断っていたという。
インタビュアーから「一体なぜ、その作品に参加したいと思わせたのですか?」と尋ねられると、「大ヒット作品だからですよ」とマーフィは大笑いしている。
「『ゴーストバスターズ』の代わりに『ビバリーヒルズ・コップ』をやったんですよ。あれをやるか、これをやるかの選択だったけど、結果的にはうまくいきました。『ロジャー・ラビット』は、私にはバカげてる感じがしたから見送ったんです。後になって、“わー! めっちゃいいじゃん!”って思いました。」
マーフィが挙げた3タイトルはいずれも大ヒットしたコメディ作品のため、コミカルに演じている様子も目に浮かぶし、オファーを受けたのも納得だ。マーフィに限らず、スケジュールの都合や、あるいは別の理由から出演を見送り、のちに歯がゆい想いをするのは売れっ子俳優に共通の悩みなのだろう。
ちなみに、『アバター』の出演オファーを断ったことを悔やんでいるマット・デイモンは、ジェームズ・キャメロン監督から「きっぱり忘れろ」とたしなめられ、レオナルド・ディカプリオも『タイタニック』の主演が決まっていたために『ブギー・ナイツ』に出られなかったことを「最大の後悔」と明かしている。
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Source: Associated Press
























