『アベンジャーズ/エンドゲーム』米国で公開初日記録を更新、3日間で11億ドル突破が有力に ─ 予測不能の大ヒットを継続中

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、2019年4月26日に日米での劇場公開を迎えた。中国でのロケットスタートを受けて、本国では公開初日にどんな成績を打ち立てることができるか……。業界の内外から熱い視線が注がれる中、やはり本作は予想を上回る記録で初日を終えたようだ。
米Deadlineによれば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は26日に1億5,670万ドル(プレビュー上映の6,000万ドルを含む)を稼ぎ出し、公開初日の興収記録を更新。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の1億1,910万ドルを3,920万ドル上回った。
こうした初日の動きを受けて、27日午前6時(米国時間)時点で、本作は4月28日までの3日間で3億4,900万~5,600万ドルというオープニング成績を記録することが見込まれている。順調に推移した場合、同成績の歴代記録を保持する前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の2億5,760万ドルを約1億ドルも上回ることになる。

一方で本作の米国興収については、公開直前から現在に至るまで、米国メディアにて予測値の修正が続けられている状況だ。今回の情報が伝えられる前日の段階では、公開初日は1億4,000万~5,000万ドル、3日間では3億1,500万~3,000万ドルという成績が見込まれていたのである。メディアによる予測の数時間後には、その予測を超える数値が届けられてくるという状況は、『ブラックパンサー』(2018)が社会現象になった当時を思い起こさせもするだろう。
なお米国公開を迎えた4月26日の時点で、海外興収は4億8,700万ドルを達成していた。米国興収と合算すれば、26日の時点で6億4,370万ドル。すでにDeadlineは、28日までのオープニング世界興収は11億を突破するとの予測を立てている。これが実現すれば、早くも『アベンジャーズ/エンドゲーム』は損益分岐点に到達するとのこと。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)が損益分岐点までに10日間を要したことを鑑みても、いかに本作の勢いが破格であるかがわかるというものだ。
ちなみに、いささか気の早い予想ではあるものの、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の最終世界興収は20億ドルを確実に突破するとされており、25億ドルに迫ることもありうるという。過去に20億ドルを達成した作品は、『アバター』(2009)の27億8,800万ドル、『タイタニック』(1997)の21億8,700万ドル、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の20億6,800万ドル、そして『インフィニティ・ウォー』の20億4,800万ドル。いよいよ『アバター』超えなるか、今後の推移からも目が離せない。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
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