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【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』どう繋がる ─ 散りばめられた謎、製作の舞台裏

アベンジャーズ/エンドゲーム
ⒸMarvel Studios 2019

『エンドゲーム』のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の結末で、6つのインフィニティ・ストーンを集めたサノスの指パッチンにより、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの4人、ピーター・クイル/スター・ロード、ドラックス、グルート、マンティスは消滅してしまった。あろうことかガモーラに至っては、サノスがソウル・ストーンを手に入れるため、惑星ヴォーミアで命を落としている。残されたのはロケットとネビュラのみ。二人は消えた仲間を取り戻すため、アベンジャーズとともに過去へストーンを取りに行くことになる。

ヒーローたちの計画通り、6つのストーンを集めたことで、塵となったヒーローたちは甦った。しかしその前に立ちはだかっているのは、2014年から量子トンネルを超えて現れたサノスだ。当時まだ生きていたガモーラは、サノスを止めようとネビュラとともに行動。その途中、クイルは(自分を認識していないとは知らず)ガモーラと再会する。「私が本当にこいつと?」ガモーラがネビュラに疑問を投げかけた時、ネビュラは「こいつか木の二択だった」と言い切っている。ともかくヒーローたちは、トニー・スターク/アイアンマンが身を挺したことでサノス軍に勝利する。サノス軍が塵と消えていく中、ガモーラがどこへ行ったのかはわからない。サノス軍の一員として塵と消えてしまったのか、それとも……。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのベネター号で、スター・ロードがネビュラの捜索を続けていると、そこに雷神ソーが乗り込んでくる。戦いを経て“ありのままの自分”を手に入れたソーは、地球に再建したアスガルドをヴァルキリーに託し、宇宙への旅に出るのだ。スター・ロードはひとまずソーを迎え入れるが、さて、船長はどちらだろう?

ソーの物語はこちらで解説
アベンジャーズ/エンドゲーム

【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』ソー◯◯◯◯◯謎と疑問、これで解決 ─ 物語と◯◯◯◯◯の繋がりを監督と脚本家が語る

散りばめられた謎

それにしても『エンドゲーム』は、来たる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』への期待を膨らませるには十分な結末を迎えた。『インフィニティ・ウォー』でサノスに殺されたガモーラがストーンの力でも復活しなかった、その事実はあまりにもつらいが、2014年当時、つまり『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2013)でピーター・クイル/スター・ロードと出会う以前のガモーラが現代にやってきたのだ(とはいえ、そのガモーラもどこにいるのかはわからないのだが)。一方、ガーディアンズの新たな船出には雷神ソーがメンバーとして加わっている。

きっと『Vol.3』では、きっとクイルがガモーラを探しつつ、ソーを加えた新体制で冒険を繰り広げることになるのだろう……と思いきや、必ずしもそうとは言えないようだ。米国のポッドキャスト「Happy Sad Confused」にて、アンソニー&ジョー・ルッソ監督は『エンドゲーム』と『Vol.3』の関係性について具体的に言及せず、ジェームズ・ガン監督による『Vol.3』の脚本は読んでいないと語ったのである。

これまでにもルッソ兄弟は、『エンドゲーム』のストーリーを考案するにあたっては「初めてMCUの未来を考えずに物語を描くことができた」述べ、過去22作品のストーリーを完結させることに力を注いできたことを明かしている。たとえばブルース・バナー/ハルクの“その後”についても、ジョー監督は未来のクリエイターに展開を託しているのだ。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、従来もMCU全体の展開は自らが手綱を握り、各作品では作り手の自由を尊重してきた。そのスタンスは『エンドゲーム』でも一切変わらなかったのだろう。

驚くべきことは、米ComicBook.comのインタビューにて、ジョー監督が「クイルはガモーラを探していますが、彼女が生きているのか、死んでいるのか、それは僕たちにもわからないんです」と述べていることだ。

「生きていたにせよ、それは以前のガモーラではありません。時系列でいえば、あれは別のガモーラで、同じ人物ではないですからね。あのガモーラが体験した感情はないし、クイルとも同じ関係ではないんです。[中略]いずれにせよ、それがクイルの向かっていく先になるんでしょう。」

タイムトラベルの疑問はこの記事で解決

では本当に、『エンドゲーム』の結末は『Vol.3』にまったく関係ないものだったのか? 今度はクリエイターの動きから、その真相を推測してみることにしたい。

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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