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【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』ソーの◯◯◯◯、ルッソ監督が解説 ─ ◯◯か、◯◯◯◯◯か

アベンジャーズ/エンドゲーム
©Walt Disney Studios / Supplied by LMK / 写真:ゼータ イメージ

雷神ソーの身体に起きた変化

アベンジャーズ/エンドゲーム』の冒頭において、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の悲劇を生き残ったヒーローたちはサノスへの復讐を企てる。サノスの娘ネビュラの証言と、インフィニティ・ストーンが使用された形跡を手がかりにサノスの農場を訪れるのだ。キャプテン・マーベルの助けを得て、彼らはサノスを拘束するが、インフィニティ・ストーンはすでに破壊されていた。もはや、サノスと同じ方法を使って消滅した人々を取り戻すことはできない。失意のまま、雷神ソーはストームブレイカーでサノスの首を斬り落とす。

それから5年後、ソーは残された仲間とともにアスガルドを地球に再建している。しかし、その王であるソーの姿は変貌していた。ビールを飲んではコーグ&ミークとゲームに明け暮れ、ストームブレイカーも瓶のオープナー代わり。顔をぐるりと髭が覆い、鍛え上げられていたはずの腹はでっぷりと前に突き出ている……。

中国・贵圈は、この新たなソーの表現について、ジョー・ルッソ監督に直接訪ねている。「なぜソーを太らせようと考えたのですか?ソーのお腹はCGですか、特殊メイクですか?」との質問に、監督は端的に答えてみせた。

「(ソーの腹部は)両方ですが、主にCGによるものです。ソーは他の人々よりも深く傷ついていますね。彼は、ずっと深い後悔とともに生きてきたから。」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、ソーは弟のロキやアスガルドの民を殺され、サノスに対する復讐に突き動かされて行動していた。しかし最後に到達したワカンダにおいても、ソーはサノスの企みを止めることができない。ヒーローの仲間たちが次々に塵と消えていくのを、そこでもソーは見ていることしかできなかったのだ。その後、ソーはサノスに直接手を下したが、5年経ってもトラウマは癒されていない。酒を飲み引きこもることでしか、彼は自身の喪失感に対処できていないのだ。

これ以上多くを語ることは避けるが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、ヒーローたちがサノスによる凶行の“その後”に向き合う物語である。でっぷりと太ったソーの姿は観客を驚かせるものであり、同時に、その内面に深く刻み込まれた傷が表出したものにほかならない。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

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Source: 贵圈

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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