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ビリー・アイリッシュ、映画俳優デビューか ─ 古典小説『ベル・ジャー』主演に交渉中

crommelincklars, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons

グラミー賞10回、アカデミー賞を2回受賞した天才若手ソングライター、ビリー・アイリッシュが映画俳優デビューの見込みだ。古典小説『ベル・ジャー』の映画化作品に主演交渉中であることが明らかとなった。米The Insneiderが報じ、米Deadlineも伝えた。

アイリッシュは、ささやくような歌声とダークで繊細な世界観を武器に、ポップの常識を塗り替えたシンガーソングライター。兄フィネアスとの共同制作によるミニマルで実験的なサウンドで、若い世代の不安や孤独をリアルに表現し、現代ポップを象徴するアーティストの一人として絶大な人気を誇っている。

『ベル・ジャー』は、アメリカの作家であり詩人でもあるシルヴィア・プラスが執筆した唯一の小説だ。1963年に出版された半自伝的な作品は、社会からの重圧に苦しみながら、若い女性が精神的に追い詰められていく過程を描いている。

作品の内容はプラス自身の鬱病の経験に重ねられており、本人は英国での初版刊行からわずか1ヶ月後に自ら命を絶った。アメリカでは発売直後にベストセラーとなり、これまでに40以上の言語に翻訳されている。

交渉が成立すれば、アイリッシュは主人公エスター・グリーンウッドを演じる予定だ。ソウルフルで内省的な歌詞で知られ、ダークポップの象徴的な存在であるアイリッシュにとって、このキャラクターはまさに適役と言えるだろう。

アイリッシュは、Amazonドラマ「キラー・ビー」の1話でカルト集団のリーダー役として出演しているが、『ベル・ジャー』への主演が実現すれば本格的な俳優デビュー作となる見込みだ。

監督・脚本を務めるのは、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(2022)『物語る私たち』(2012)などで知られるサラ・ポーリー。「13の理由」などのジョイ・ゴーマン・ウェッテルズが、自身の製作会社Joy Coalitionを通じてアイリッシュとポーリーと本企画を立ち上げ、Plan B EntertainmentおよびStudioCanalとともに製作を担当する。Focus Featuresが米国での出資・配給契約を締結した。

『ベル・ジャー』の映像化作品は、ラリー・ピアースが監督した1979年米公開の『The Bell Jar(原題)』がある。2007年には、『ボーン・アイデンティティー』シリーズのジュリア・スタイルズ主演で映画化が検討されたものの実現には至らなかった。さらに約10年後には、『スパイダーマン』シリーズのキルスティン・ダンストが監督し、『イコライザー THE FINAL』(2023)のダコタ・ファニングが主演する企画も浮上したが、こちらも最終的に頓挫している。また2019年には、米Showtimeが『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』(2017)のフランキー・ショウを起用したドラマシリーズ版を開発中と報じられたが、この企画も間もなく中止となった。

アイリッシュは、2022年に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』で、2024年には『バービー』で主題歌賞を受賞。2024年の時点で22歳だった彼女は、史上最年少で2度のアカデミー賞受賞者となり、21世紀生まれの唯一のアカデミー賞受賞者となる快挙を成し遂げた。

※Amazon のアソシエイトとして、THE RIVERは適格販売により収入を得ています。

Source:The Insneider , Deadline

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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