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『IT/イット』&新『アベンジャーズ』監督陣がタッグ!終末のアメリカを少女が旅する、新作SF映画の製作が決定

https://www.kickstarter.com/projects/1192053011/the-electric-state-simon-stalenhags-new-narrative/description

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は、2017年、誰も予想できなかったほどのスマッシュヒットを日米はじめ世界中で記録した。この作品で監督を務めたのは、ホラー映画の新鋭アンディ・ムスキエティだ。かたや、マーベル・シネマティック・ユニバースの筆頭者として『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年4月27日公開)を手がける気鋭の監督コンビが、アンソニー&ジョー・ルッソである。

「いま、ハリウッドで最も勢いのある男たち」と呼んでいいこの3人が、新作SF映画『エレクトリック・ステイト(原題:The Electric State)』でタッグを組むことになりそうだ。米Deadlineが伝えている。

少女とロボット、終末のアメリカを旅する

『エレクトリック・ステイト』は、スウェーデンのアーティストであるシモン・ストーレンバーグ氏の同名アートブックを原作とするもの。1997年の架空のアメリカを舞台に、無人戦闘機の残骸や、大量消費社会の生み出したゴミの散乱する田舎の町々を、ティーンエイジャーの少女と一台のロボットが旅するストーリーになるという。
なお、原作のアートブックはクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて出資が募られていた。アートの一部は同サイトにて2017年12月現在も確認できるので、こちらもあわせてご覧いただきたい。

シモン氏によるアートブックの映像化権をめぐっては、少なくとも4つのスタジオが映像化権をめぐって争い、数々のプロデューサーやクリエイターが興味を示していたという。そんな中、アンソニー&ジョー・ルッソ監督が権利を獲得。二人は映画『エレクトリック・ステイト』にてプロデューサーを務める予定だ。アンディ・ムスキエティが監督としての契約交渉に入っているほか、本作でプロデューサーの一員としても名前を連ねる見込み。

本作で脚本を担当するのは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を執筆したクリストファー・マルクス&スティーブン・マクフィーリー『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)や『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、そして『アベンジャーズ』第4作と、ルッソ監督との共同作業を経ての登板となる。

Deadlineに対して、アンソニー&ジョー・ルッソは「このチームでスペシャルなものを創る、その手助けができることを楽しみにしています」とコメント。監督作品ではないが、仕掛け人として早くも気合十分のようだ。

映画『エレクトリック・ステイト』の製作・公開時期は未定。映画ファン注目のプロジェクトがまたひとつ誕生した。

Source: http://deadline.com/2017/12/the-electric-state-andy-muschietti-russo-brothers-simon-stalenhag-1202227395/
Eyecatch Image: https://www.kickstarter.com/projects/1192053011/the-electric-state-simon-stalenhags-new-narrative/description

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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