エミリー・ブラント、吐きそうになったキスシーンも「もちろんありますよ」

アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた『オッペンハイマー』(2023)から新作アクション『フォールガイ』(2024)、パートナーのジョン・クラシンスキー監督作『ブルー きみは大丈夫』(2024)まで、エミリー・ブラントのキャリアは目下絶好調だ。しかしながら、共演の俳優と相性が合わず、撮影時に苦い想いをした経験もあるようだ。
キリアン・マーフィー、ライアン・ゴズリング、トム・クルーズ、クリス・エヴァンス、ユアン・マクレガー……これまでブラントは、錚々たる俳優たちと共演を続け、彼らにひけを取らない魅力的なキャラクターを演じてきた。しかし、力むことなく共演者と信頼関係を築けることもあれば、充実した時間へ発展させられない時もあったと言う。
ラジオ番組「The Howard Stern Show」では、ホストのハワード・スターンから「キスシーンの後、吐きそうになっちゃったこととかはないんですか?」と質問され、ブラントは「もちろん、もちろんありますよ」と率直に答えている。
「めちゃくちゃ憎悪するとまでは言わないですよ。だけど、楽しめなかった作品もいくつかありましたね。」
共演者との相性、ケミストリーといえば、アン・ハサウェイも若かりし頃に、相性を見るテストとして候補の俳優10人とキスするよう指示されたと告白している。ハサウェイは「今とは違う時代だった」と振り返り、ブラントも毎回キスシーンが嫌だったと言っているわけではないが、ハリウッドのみならず世界的にインティマシー・コーディネーターの重要性が叫ばれる今、ラブシーンやキスシーンには細心の注意が必要だということが分かる。
しかし、ブラントも決して人の好き嫌いで語っているわけではない。たとえ相性の良くない共演者であっても、常にうまくやっていく術を模索しているのだそうだ。
「誰に対してでも、好きになれる何かを探すべきというのが私の感覚です。ひとつだったとしても、何か探さなくてはいけません。面白い冗談を言うとか、周りの人に話す感じが好きだとか、礼儀正しいとか。その時々で違うかもしれないけど、その人の好きなところや、その人をキャラクターとして好きなところを探せたら、それが拠り所になるんですよ。」
ちなみに『フォールガイ』で共演したゴズリングとは相性ばっちりだった模様。「彼の奥さんのエヴァ(・メンデス)が大好き。彼の子どもたちも大好き。ライアンみたいな素晴らしい人と友達になれてすごく幸運だって思います」と喜びを口にしている。
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Source: People