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エミネム、エンパイア・ステート・ビルで『ヴェノム』をパフォーマンス ─ 映像はGoogleスマホで撮影

ラッパーのエミネム(Eminem)が、映画『ヴェノム』のために提供した主題歌『Venom』を、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルで披露した。米人気トークショー「Jimmy Kimmel Live!」の企画によるものだ。映像は、新しいGoogleのスマートフォン「Google Pixel 3」で撮影されている。

ニューヨークのランドマークであるエンパイア・ステート・ビルのロビーに現れたエミネムは、マイクを手に取り『Venom』のラップを始める。パフォーマンスはライブでなく音源を使用しているものの、ニューヨークの摩天楼を一歩一歩を踏みしめるように登りながらライムを刻み込むエミネムの姿は必見だ。エレベーターやエスカレーター、いたる所でパスされるマイクを握り変えながら、流れるようなフロウを乗りこなしていく。エンパイア・ステート・ビルの外観では、エミネムのパフォーマンスに合わせて鮮やかなイルミネーションが点灯。路上の通行人らもスマホのカメラを構えて見上げている。

2回目のフックが終わった頃、開いたエレベーターから1人の男性が登場する。同番組のセキュリティ役としておなじみのコメディアン、ギレルモ・ロドリゲスだ。持っていたマイクが不調の様子のエミネムに新しいマイクを手渡し、2人はエレベーターの密室で少し気まずい空気を分かつことになる。

『Venom』のアレンジ・バージョンがさりげなく流れるエレベーター内の沈黙を解消しようと、エミネムは「…よく来るの?」と尋ねる。ギレルモが「いえ、初めてですよ。LAから来まして」と答えると、「時間があったら、80階の展示場に行ってみると良いよ。この建物、ウィリアム・ラムって奴の設計で、410日で建てたんだって。ヤバくない?」と語りかける。ギレルモは「ワーオ」と返すばかりで、話がまったく続かない…。

このシュールな光景は、映画『スパイダーマン2』(2004)のパロディだろうか。『スパイダーマン2』では、一時的に能力を失ったスパイダーマンがビルのエレベーターを利用し、乗り合わせた一般男性と気まずい会話を交わしていた。エミネムとギレルモも続かない会話をごまかしきれないまま、階に到達。2人は別れ際にノリよくハンドシェイクを交わそうとするが、やはり噛み合わずに無難にハグに落ち着いた。

去り際の短い言葉のやり取りが秀逸だ。ギレルモは”Thank you Mr. Eminems“と挨拶しているが、エミネムが複数形になっている。これは、本楽曲の主題歌となった『ヴェノム』で、主人公エディ・ブロックと寄生物質シンビオートが2体でヴェノムを成し、それゆれ一人称も「俺たち(we)」であることへのオマージュであり、同時にエミネムのオルター・エゴ、シェイディにも引っ掛けている。エミネムは、自身に宿る攻撃的で凶暴な道化師の別人格をスリム・シェイディ(Slim Shady)と名付けているのだ。この場面でエミネムは、悪魔のような声で「シェイディって事な(You mean Shady)」と答え、ギレルモを怯えさせている。

ビートが戻り、エンパイア・ステート・ビルの屋上エリアに到達したエミネムは、ニューヨークの夜景を見下ろす位置からラップを響かせる。この迫力の映像がスマートフォン「Google Pixel 3」で撮影されているというから驚きだ。惜しむらくは、撮影中は天候が悪かったようで、せっかくの夜景が雨雲に隠されてしまっていること…。

映画『ヴェノム』は2018年11月2日(金)全国ロードショー。この曲を聴きながら劇場に向かおう!

Source:Jimmy Kimmel Live 

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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