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『女王陛下のお気に入り』エマ・ストーン&ヨルゴス・ランティモス監督、短編映画で再タッグ ─ オーケストラの生演奏とともに上映へ

女王陛下のお気に入り
(C)2019 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

『女王陛下のお気に入り』(2017)のエマ・ストーンヨルゴス・ランティモス監督が、新作短編映画(タイトル未定)で再びタッグを組むことがわかった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

ヨルゴス・ランティモス監督は、2005年に手掛けた『キネッタ(原題:Kinetta)』(日本未公開)で長編デビューを果たし、ベルリン国際映画祭で高い評価を受けた。続く『籠の中の乙女』(2009)はカンヌ国際映画祭「ある視点」部門のグランプリに輝き、2011年の『アルプス(英題:Alps)』(日本未公開)はヴェネチア国際映画祭で金オゼッラ賞(最優秀脚本賞)を受賞。初の英語作品『ロブスター』(2015)ではカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞している。とにかく、新作を発表するたびに世界中で話題を呼んでいる注目の監督だ。

新作に出演するのは、エマ・ストーン、『ダンケルク』(2018)『レ・ミゼラブル』(2020年2月28日公開)のダミアン・ボナール。物語の詳細は明らかにされていないものの、既にランティモス監督の出身地であるギリシャで撮影が開始されたようだ。この映画は、アテネ国立劇場と非営利芸術団体NEONのコラボレーション「The Artist on the Composer」シリーズの2作目とのこと。視覚芸術とクラシック音楽を組み合わせ、インスタレーションの一部として、2020年5月にギリシャで開催されるオペラでオーケストラの生演奏とともに上映される。現段階ではこれ以上の公開情報が無いため、期待の新作を鑑賞するにはギリシャまで行くしかないようだ。

ちなみに、ランティモス監督は2019年ロカルノ国際映画祭でも短編映画ニミック(原題:Nimic)を発表している。主演を務めたのは『ハウス・ジャック・ビルト』(2018)でサイコパスな殺人鬼を演じたマット・ディロン。地下鉄で起きた、とある出来事をきっかけに、プロのチェロ奏者の人生に予想外な影響が生まれていくという筋書きだ。本作もまた、ロカルノでプレミア上映されて以降は公開されていないと見られる。

エマ・ストーン、監督への信頼語る
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20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

(C)2019 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

Sources: Deadline, Collider

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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