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『アベンジャーズ/エンドゲーム』クリス・エヴァンス、記者会見で喋りすぎて監督が制止 ─ 受難の連続、ポール・ラッド誕生会も欠席

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

2019年4月7日(米国時間)に開催された、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の記者会見で、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンスがうっかり喋りすぎてしまった…かもしれない。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』におけるキャプテン・アメリカの見どころを尋ねられたエヴァンスは、ネタバレを避けるためにおそるおそる語りはじめるも、あっけなくジョー・ルッソ監督に発言を制止されてしまったのである。

クリス・エヴァンス、口を滑らせる?

『アベンジャーズ/エンドゲーム』にはエヴァンスのほか、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.をはじめとする豪華キャストやアンソニー&ジョー・ルッソ監督らが集結。質問の主は、エヴァンスがキャプテン・アメリカというキャラクターを見事に演じ切ってきたことを絶賛し、「この映画でキャップを演じたことにはどんな意味がありましたか?この作品で一番気に入っているキャプテン・アメリカの出番は?」との質問に、「何も言えませんよ…」と狼狽。その斜め後ろでは、ダウニーが笑いながらエヴァンスの様子をうかがっている。

ここでエヴァンスは「ざっくり言いますね」と前置き。「これは物語を完結させる…これは言っても大丈夫ですよね?」と、隣に座っているジョー監督の顔色を見ている。しかし「あらゆるものが終わる…」と言いかけた時、ジョー監督が「ブー」と割って入った。司会のジョン・ファヴローが「審判?」と確認するなか、ホークアイ役のジェレミー・レナーは周囲を見回して腕で大きなバツを作る。

しどろもどろになったエヴァンスは「22本の映画が積み重なって…」と続けるも、登壇者たちはすでにニヤニヤし始めており、「だめだ、行かなきゃ!」と立ち上がった。会場が笑いに包まれるなか、エヴァンスが気を取り直して「彼(キャップ)には本当にいろんなことがあったので」と言い始めると、今度は司会のファブローが「『スコット・ピルグリム』の話をしましょう」と助け舟(編注:2010年『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』)。同作に出演していたキャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンも反応した。

ちなみに、エヴァンスの受難はこのあとも続いている。改まって「この映画には素晴らしいところがたくさんあるんです」と述べ、「この10年で友情や繋がりが生まれて、今ではまさしく家族になれたし…」と語りはじめるや、ダウニーに「昨日、(ポール・)ラッドの誕生日に来られなかったけど」と突っ込まれると再び戸惑い、「ごめんなさい、ポール」と謝っている。ラッドは「大丈夫、僕はまだ新人のほうなので」

ここで司会のファヴローが「誕生日パーティーがあったの?」と誘われていない様子を匂わせると、ラッドは「やってません。やってません」と応じる。そんな中、エヴァンスはダウニーに「行ったの?行ったんですか?」と問い詰め、「ヘミー(ヘムズワース)も?」と確認に余念がない。ダウニーが「来られないってメールをくれてたね」と再び助け舟を出せば、エヴァンスは「そう、メールした!」。見るに見かねたファヴローが「スカーレット・ヨハンソン!」と次の質問に移ると、ダウニーは思わず立ち上がってエヴァンスをハグしている。と、ここまででひとつの流れだ。ある意味、これが10年間の厚みである

 
 
 
 
 
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Here’s your look at the cast of Marvel Studios’ #AvengersEndgame at the global press conference!

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さておき、エヴァンスの「物語を完結させる」「あらゆるものが終わる」発言は何に掛かっていたのだろうか。本作が『アイアンマン』(2008)に始まった物語を締めくくるものになることは公然の事実となっており、エヴァンスに投げかけられた質問がキャプテン・アメリカに限定されたものである以上、本作ではキャプテン・アメリカの物語が終わるということなのか。ジョー監督のブザーは本気だったのか、お遊びだったのか…!

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。これもう観ないとわかんないな(諦め)。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

記者会見は演出も粋

Sources: Inside the Magic, Superhero News

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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