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『アベンジャーズ/エンドゲーム』豪華出演者、アカデミー賞授賞式に集結か ─ 司会者不在の代案として、米報道

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

2019年2月24日(米国時間)に開催される第91回アカデミー賞授賞式に、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)の出演者が集結する可能性が浮上している。米The Hollywood Reporterが報じた。

第91回アカデミー賞授賞式は、当初『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)などのケヴィン・ハートが司会を務める予定だった。しかし就任発表後、過去にケヴィンが同性愛者を侮辱・差別する内容のツイートを投稿していたことが問題視され、ケヴィンは司会を降板。2019年の授賞式は司会者不在で開催され、豪華スターがリレー形式で授賞式を展開させる方針だと伝えられていた。

そして、このたびThe Hollywood Reporterが報じたところによると、アカデミー賞授賞式のプロデューサー陣は、現在『アベンジャーズ/エンドゲーム』やマーベル・シネマティック・ユニバースの出演者をできるかぎり授賞式の壇上に集める準備を進めているとのこと。登場する俳優は明かされていないが、情報によると、アカデミー賞での集結にインパクトを与えるため、一部出演者にはゴールデングローブ賞の授賞式に出席しないよう要請があったとされる。

アカデミー賞授賞式で『アベンジャーズ/エンドゲーム』出演者の一挙集結が実現する場合、それは2013年の授賞式にロバート・ダウニー・Jr.とクリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、ジェレミー・レナー、サミュエル・L・ジャクソンが登場した以来の“アッセンブル”となる。
ただし『アベンジャーズ』(2012)直後と比較すると、現在ではオリジナルの出演者がそれぞれトップスターへと成長したほか、その他の出演者も極めて豪華な顔ぶれとなっているため、メンバーを揃えることの難しさは当時の比ではない。『アベンジャーズ』やマーベル映画という共通点を抜きにしても、実現すれば豪華俳優が次々に登場するビッグイベントとなることは間違いないだろう。

なおThe Hollywood Reporterは、授賞式で『アベンジャーズ/エンドゲーム』メンバーの集結が叶った場合、関係する各組織に大きなメリットがあることを指摘している。アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーとしては、年に一度のお祭りを豪華スターで盛り上げるという大きなミッションが全うでき、授賞式を放送する米ABC局としては高い視聴率が期待でき、そしてマーベル・スタジオ/ディズニーとしては『アベンジャーズ/エンドゲーム』をPRする願ってもない機会となるのだ。ディズニーはABC局も自社の傘下に有しているため、これはまさしくデメリットの考えづらい企画だといっていい。

第91回アカデミー賞授賞式は2019年2月24日(米国時間)に開催予定。もしかしてヒーロー映画ファンには、一秒たりとも目を離せない授賞式になる…?

Sources: THR, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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