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セバスチャン・スタン、恋愛映画で悪の魅力を放ちすぎる ─ 『エンディングス、ビギニングス』米予告編、シェイリーン・ウッドリー主演

セバスチャン・スタン
Photo by Nina Hellebakken Hagen https://www.flickr.com/photos/bflyw/47071656624/

『きっと、星のせいじゃない。』(2014)シェイリーン・ウッドリー主演、『フィフティ・シェイズ』シリーズのジェイミー・ドーナンとマーベル映画のバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタンが三角関係の恋愛模様を繰り広げる『Endings, Beginnings(原題)』の米国版予告編が公開された。

物語の舞台は現代のロサンゼルス。30代の女性ダフネ(シェイリーン・ウッドリー)は、恋人のエイドリアンと破局し、深い傷を負っていた。「彼が運命の人だって、本気で思ってたのに」というダフネに、友人らしき女性は「ゆっくりする時なのかもよ、独りで」とアドバイスする。しかしそんな折、ダフネはパーティーで2人の男性に出会った。博識なジャック(ジェイミー・ドーナン)と、彼の不良の親友フランク(セバスチャン・スタン)だ。ダフネは2人と関係を持ちながら、思わぬ出来事から、人生に秘められた秘密に向き合っていく……。

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パーティーでジャックと出会ったダフネは、しばし心の傷を癒しているかのようだ。「世界を旅して、新しい文化を知りたいの」「そういうところが素晴らしいんだ」。そのパーティーにジャックと参加していたのは、古い友人のフランクだ。ジャックいわく、「どんなパーティーも賑やかにしてくれる。すごく楽しい奴だよ」。フランクの魅力に、ダフネはたちまち虜になってしまう。

フランクはダフネに「俺はジャックを愛してるよ。だけど、君と出会ってしまったことにも向き合わないと。君に夢中なんだ」とささやく。「あなたたちの関係を引き裂きたくない」と言うダフネに、フランクは「大丈夫だよ」と一言。完全に悪のセバスチャン・スタンである。だが、それがいい。

ジャックが「あの夜、君たちに何かあったのか?」と問えば、ダフネは「人を傷つけるのには疲れた」と口にし、「だけど、どうすればやめられるのか分からない」。かたや、フランクは「1ヶ月あれば俺のことは忘れるだろう? 俺はどうすればいい?」と迫り……。予告編は、ダフネの「何ひとつ大丈夫じゃないのかもしれない。だけど、大丈夫」との言葉で締めくくられている。

脚本・監督は『今日、キミに会えたら』(2011)や『あなたとのキスまでの距離』(2013)、『ホンモノの気持ち』(2018)などを手がけたラブストーリーの名手、ドレイク・ドレマス。共同脚本は小説家のジャーディン・リベアが務めているが、なんと本作の特徴は、全編がほぼ即興で作り上げられる「セミ・インプロバイズ」で製作されたこと。登場人物のセリフも、俳優自身によって生み出されたところが大きいとみられる。

映画『Endings, Beginnings(原題)』は2020年5月1日に米国公開予定。日本国内での公開あるいは配信実現を願うばかりである。

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Source: IndieWire

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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