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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』はレイア・オーガナの存在に「きちんと取り組む」 ― オスカー・アイザックが明かす

キャリー・フィッシャー
Photo by Riccardo Ghilardi photographer https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Actress_Carrie_Fisher_%C2%A9_Riccardo_Ghilardi_photographer.jpg

『スター・ウォーズ』シリーズの次回作、映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、故キャリー・フィッシャーが演じたレイア・オーガナを正面から扱うストーリーになっているようだ。ポー・ダメロン役のオスカー・アイザックが語った。

第1作『新たなる希望』(1977)からシリーズのアイコンともいうべきレイア・オーガナ役を演じてきたキャリー・フィッシャーは、2016年12月、前作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)の撮影終了後に急逝。スカイウォーカー・サーガの完結編となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』には、過去の未公開映像によって登場することが明かされている。

The Daily Beastのインタビューにて、オスカーは『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』について「(レイアというキャラクターに)きちんと取り組むストーリーなんです」だと明かしている。「キャリーが生み出した素晴らしいキャラクターを、実に見事なやり方で扱っているんですよ。」

スター・ウォーズ/最後のジェダイ
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』より © Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の撮影は2018年8月に開始され、2018年11月22日現在も進行中。以前も語られていたように、『フォースの覚醒』(2015)以来の登板となるJ・J・エイブラムス監督は、アドリブ演技を取り入れるなど緩やかなスタイルで撮影に取り組んでいるようだ。

「今回の撮影はルーズさと活気があって、それが(前2作とは)大きく違いますね。J・Jとの再会はとても楽しいですし、全員が本当の締めくくりに向けて仕事をしています。卒業間近でやる気が出ない、みたいな感じがある気がしますね(笑)。あらゆることがルーズで、みんなが物事をそこまでシリアスに捉えていないんですけど、とにかく楽しいんですよ。そういうエネルギーが、本当に優れた映画に繋がるんだと思います。」

しかしオスカーは、レイア役のキャリーがいないことを痛感しているとも述べている。「撮影現場でレイアについて話しているのに、キャリーがそばにいないなんておかしいですよ。本当につらいですね。」

なお『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』には、『フォースの覚醒』に始まった新3部作のレギュラーキャストのほか、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズ、C-3PO役のアンソニー・ダニエルズも出演。レイア・オーガナというキャラクターに取り組むという物語で、オリジナル3部作のキャストがどんな役目を担うのかも大きなポイントとなりそうだ。

ちなみにルーカスフィルムは、前作『最後のジェダイ』が激しい賛否両論を呼んだこと、その後公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)の興行収入が当初の期待に及ばなかったことを受け、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で軌道修正を図ろうとしているとも伝えられている

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日に米国公開予定

Source: The Daily Beast

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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