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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ついに撮影終了 ─ 「不可能と思った」J.J.エイブラムス監督

https://www.instagram.com/p/Bt6i7MvlJZ6/

ついに長い冒険が終わった。『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が撮影を終了させたのだ。J.J.エイブラムス監督が次のように謝辞を述べている。

「不可能だと思いました。でも本日、エピソード9の撮影が終了しました。まさに魔法のようなクルーとスタッフの皆さんには、感謝の言葉もありません。皆さんへのご恩は、一生かかっても返せません。」

写真では、レイ役デイジー・リドリー、フィン役ジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役オスカー・アイザック、本シリーズの中心を担った3人が称え合うように抱き合っている。これまでの長い道のりを走り遂げたボイエガが遥か先を見つめるような視線は清々しく、一方オスカー・アイザックも涙が溢れ出しそうな様子だ。デイジー・リドリーの表情は確認できないが、オスカーの肩に手を伸ばしながら、その横顔はどこか安堵しているようにも見える。

戦いを終えた戦士たちを祝福するような陽が照らすこの地が、どこにあたるのかは不明だ。『フォースの覚醒』で主な舞台のひとつになった砂漠の惑星ジャクーのようにも感じられるが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のサヴァリーンや、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)のジェダかもしれない。はたまた、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』がスカイウォーカー・サーガの最終作であることを考えれば、スカイウォーカー親子ゆかりのタトゥイーンの可能性もあるだろう。

ありがとう『スター・ウォーズ』新三部作 ─ あの時を振り返って

ルーカスフィルムを獲得した米ウォルト・ディズニー・カンパニーが、新たな『スター・ウォーズ』三部作を製作すると発表したのが2012年10月。2014年4月には、デイジー、ボイエガ、オスカーにアダム・ドライバーら新キャストのメンバーが明らかになった。エピソード7の副題が『The Force Awakens』であると公表されたのは2014年11月。初の予告編映像が公開され、デイジー、ボイエガ、オスカーら新たな英雄たちの姿もお目見えとなった。

ついに三部作の最終作が撮影を終えたことに思いを馳せながら、ここでは『フォースの覚醒』当時のボイエガ、デイジー、オスカーについて振り返ってみたい。

フィン役ジョン・ボイエガ

「愛とご支援をありがとう!ファンからのメールやファン・アート、楽しませてもらってます!」2014年11月当時、まだ無名に等しかったジョン・ボイエガは初々しいコメントを投稿していた。「『スター・ウォーズ』が本当にまたやるなんて、凄くないですか?僕も出演するわけですが、いちファンとしてすごく興奮しています!」続けて「気になってる人へ…慣れてね」と加えたのは、黒人トルーパーの是非をめぐる一部ファンからの批判を受けてのものだ。『スター・ウォーズ』の人種問題は、続く『最後のジェダイ』でも噴出することとなるが、その兆候は最初期から現れていた。

レイ役デイジー・リドリー

映画シリーズ初の女性主人公となったレイ役デイジー・リドリーも世界中からの関心を集めた。「デイジー・リドリーとは誰なのか?」あらゆるメディアが特集したデイジーは当時、自主制作の短編映画やミュージック・ビデオに出演していた程度で、ボイエガ同様無名の存在だった。当時、デイジーのTwitterアカウントは鍵付きのプライベート設定。フォロワーも149名しかいなかった。2016年にはTwitterとInstagramのアカウントを削除している。銃による暴力に反対意見を示した彼女に対し、SNS内で「自分だって『スター・ウォーズ』で銃を使うだろう」など過激な声を浴びせられたためである。

ポー・ダメロン役オスカー・アイザック

ポー・ダメロン役のオスカー・アイザックは、リドリー・スコット監督の『ロビン・フッド』 (2010)やニコラス・ウィンディング・レフン監督『ドライヴ』(2011)、コーエン兄弟監督『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(2013)や『エクス・マキナ』(2014)などで既に出演歴を重ねていた俳優だった。「『スター・ウォーズ』は僕の家族にとっても大切なものです。」キャスト発表解禁日の2日前に行われたインタビューでは、こんな興奮を語っていた。「オモチャを集めて、『スター・ウォーズ』がテーマのパーティーもやりました。『ジェダイの帰還』のパーティーの時には、僕はゴンク・ドロイドをやりました。」ゴンク・ドロイドとは、「ゴ…(gonk)」と発しながら2本脚でノソノソと歩く、ゴミ箱のような見た目のドロイドである。J.J.エイブラムス監督については、「彼は本当に良いストーリーを作ってくれる。情熱も注いでくれるはずです」と太鼓判を押していた。

彼らは長い銀河航海を終えた。西暦1977年の『エピソード4/新たなる希望』、そして銀河標準暦32BBYの『エピソード1/ファントム・メナス』(1999)に始まったスカイウォーカー・サーガは、この『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で幕を閉じることとなる。米ルーカスフィルム/ディズニーはこの後、『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督の製作指揮下のもとで全く新たなる映画三部作を製作予定だとも発表。これまでのサーガからは外れた内容になるというから、ルークやレイア、チューバッカ、レイ、フィン、ポー、カイロ・レン、それにR2-D2やC-3PO、BB-8らおなじみのキャラクターやドロイドたちの実写登場は、ひとまず『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で見納めとなり得るのだ。

この撮影終了に向け、フィン役ジョン・ボイエガも次のようにコメントを投稿している。

「『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』撮影終了、僕の人生における一章の終わりです。これ以上ありがたいことはありません。何という道のりだったことか!このシリーズへの参加は、素晴らしい人たちに囲まれた、本当に楽しい日々でした。JJ、夢を叶えてくれてありがとう。」

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日公開予定。フォースと共にあらんことを。

※2019年2月17日21時
一部翻訳表現を修正いたしました。

Source:Variety,THR,The Nerdy Bird,The Wrap

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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