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『イコライザー』女性リブート版、オリジナル版とは「全く違う方向」に ─ 「アメリカにいる黒人女性の視点」から描く

Queen Latifah クイーン・ラティファ
Photo by Sister Circle TV https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Queen_Latifah_2018.jpg

デンゼル・ワシントン主演の人気アクション映画シリーズ『イコライザー』を女性主人公でリブートするドラマ「ジ・イコライザー(原題:The Equalizer)」は、オリジナル版とは「全く異なる」道を進むという。主演を務めるクィーン・ラティファが明かしている。

映画版『イコライザー』シリーズは、1980年代に放送されたテレビドラマ「ザ・シークレット・ハンター」(1985-1989)をリブートしたアクション作品。デンゼル・ワシントン演じる元CIA諜報員が、持ち前の戦闘能力を駆使し、悪を瞬殺する姿が描かれた。

女性リブート版では、子持ちの母にして元CIA捜査官の主人公ロビン・マッコール(ラティファ)による新たな戦いが幕を開ける。2010年代に公開された映画シリーズから間を置かずに蘇るからには、女性版「イコライザー」には何らかの強い意図があるはずだ。

2021年2月7日(現地時間)より放送開始となった本作のプレスツアーに出席した主演のラティファは、映画版について「子どもの時にドラマシリーズを観ていたので、デンゼルが再び関連作品を作ったことにとてもワクワクしましたし、すごく気に入りました」と語っている。その一方で、「彼(デンゼル)はハードルを高くしましたが、完全に違う方向へと進み余地というのをたくさん残してくれたと思うんです」とも話す。現代で女性版を作ることに明確な目的を見出しているようなのだ。

クイーン・ラティファ、そして私たちの祖国アメリカにいる黒人女性の視点から今作の物語を伝えることが出来ると確信していました。このストーリーに用意された違う設定で、週ごとに伝えていく。彼女はいろんな状況に直面していくことになるんです。」

女優だけでなくラッパーとしても活動するラティファは、自身の曲に人種差別や女性蔑視に対する警鐘を鳴らしたメッセージを含めるなど、エンターテイメントを通して主張を続けてきた。このたびも、“アメリカにいる黒人女性”の視点を作品に取り込んでいることを明かしたラティファは、本作を通してエンターテイメント性を越えたメッセージを伝えているに違いない。

ラティファのほか本作には、「グッド・ワイフ」(2009-2016)のクリス・ノース、『ブルータル・ジャスティス』(2018、日2020)のトリー・キトルズ、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のロレイン・トゥーサントらが出演する。脚本・製作総指揮は「キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き」(2009-2016)のアンドリュー・マーロウ&テリ・ミラー。プロデューサーにはラティファのほか、「ザ・シークレット・ハンター」脚本家のリチャード・リンドハイムも名を連ねている。

ドラマ「ジ・イコライザー(原題:The Equalizer)」米CBS局にて放送中。

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Source: Comicbook

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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