カンバーバッチ“壊”演、Netflixサスペンスドラマ「エリック」本予告が公開 ─ 息子の失踪に父絶望、狂気の妄想に取り憑かれる

『ドクター・ストレンジ』シリーズのベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるNetflixサスペンス・スリラー「エリック」より、カンバーバッチの“壊”演が光る本予告が公開された。
カンバーバッチが演じるのは、ニューヨークで最も有名な人形使いであり、大人気の子供向けTV番組のクリエイターでもあるヴィンセント。高い知性とカリスマ性のある仕事人間だが、私生活では妻や幼い息子のエドガーを蔑ろにしてしまっている。そんな中、ある日息子が通学途中に失踪してしまう。

映像では、息子の失踪に茫然自失し、後悔と罪悪感に苛まれて焦るヴィンセントと妻の姿が。時間が経つにつれ、奇想天外な妄想に固執していく狂気の道程が、カンバーバッチの名演とともに映し出されていく。手がかりを探して記憶を辿るヴィンセントは、息子が“エリック”という青いモンスターの絵を描いていたことを思い出し、「テレビに出演させればエドガーが見るだろう」と思い立つ。そのために無我夢中で人形を自作、次第に我を失うほどに変わり果てていき、妻にも「どうかしてる」と呆れられてしまう。

さらに行動はエスカレートし、家族や同僚、そして事件を捜査する刑事までも遠ざけてしまい、次第に孤立していくヴィンセント。映像のラストでは、「エリックが助けてくれる」と信じて疑わない彼の前についにエリックが現れ、呼び掛ける声も聞こえてくるが……。果たして“エリック”は、失意の父親の悲しき“妄想”となるのか。あるいは、絶望の淵にいる父親の“救い”となるのか?
主演を務めるのは、『ドクター・ストレンジ』『アベンジャーズ』シリーズはもちろん、「SHERLOCK/シャーロック」や『パワー・オブ・ザ・ドッグ』などで繊細な演技力を発揮し、アカデミー賞主演男優賞に2度のノミネート歴も誇るベネディクト・カンバーバッチ。クリエイター兼脚本家には、英ドラマ「THE HOUR 裏切りのニュース」でエミー賞受賞歴を誇るアビ・モーガン、エグゼクティブプロデューサーにはエミー賞10部門獲得のドラマ「チェルノブイリ ーCHERNOBYLー」の製作を務めたジェーン・フェザーストーンらが名を連ねている。
カンバーバッチが久々にドラマシリーズに主役として出演し、エグゼクティブプロデューサーも務める意欲作「エリック」は、2024年5月30日(木)より独占配信。
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