『E.T.』ドリュー・バリモア、当時E.T.を本物だと思っていたので、風邪をひかないように首にスカート巻いてあげた

1982年の公開から40年を迎え、時代を超えて愛されるSF映画『E.T.』。主人公の妹ガーティ役を演じたドリュー・バリモアはなんと撮影当時、E.T.を本物だと信じていたらしい。自身がホストを務めるトーク番組で明かした。
スティーブン・スピルバーグ監督作、地球に取り残されたE.T..(地球外生命体)と子どもたちとの心温まる交流を感動的に描き、今もSF映画の最高傑作として名高い『E.T..』。主人公エリオットはもちろんのこと、ドリュー・バリモアが演じたエリオットの妹、ガーティの愛らしさは多くのファンを魅了した。
公開40周年を記念した特別編としてドリューがホストを務めるトーク番組「ドリュー・バリモアショー」に、エリオットを演じたヘンリー・トーマス、長男マイケル役ロバート・マクノートン、3兄妹の母役ディー・ウォレスがゲスト出演。E.T.に対面したときのドリューの驚きぶりを「完璧なリアクションだった」と振り返るヘンリーとロバートに対し「私はE.T.を本物だと信じていたから」と返すドリュー。ゲストの3人は一瞬戸惑いながらも、ロバートは「その通りだよね」と頷いた。ドリューの純真無垢さについて、ヘンリーも撮影当時を思い出した様子だ。
「僕たちがセットに立ったとき、とても寒かったものだから、あなたは『E.T.が風邪をひいちゃうから』って、衣装係の女性にスカーフはないですかって尋ねたんだよね。それで、E.T.の首に巻いてあげた」
母メアリーを演じたディーからも、撮影現場のドリューに関する想い出話が語られている。
「あなたはずっとE.T.に向かってお喋りしていましたよね。だからスティーブンも、ヘンリーとロバートに『E.T.が本当に生きているように振る舞ってね』と伝えていたんですよ。」
40年の時を経て、監督と共演者の計らいを知らされたドリューは「私は随分ワイルドな想像力を膨らませていたみたいですね」と苦笑いしながらも、皆を本物の家族のように思っていたと語った。
『チャーリーズ・エンジェル』シリーズや『50回目のファースト・キス』(2004)『ラブソングができるまで』(2006)など多数のロマンティック・コメディに出演し、『ローラーガールズ・ダイアリー』(2009)では映画監督デビューを果たしたドリュー。今日は実業家や慈善活動家など様々な顔を持つが、多彩なキャリアの原点となるのは『E.T.』で見せた天真爛漫な笑顔と屈託のない人柄なのだろう。
「ドリュー・バリモアショー」にはこれまでに『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのキャメロン・ディアスとルーシー・リューや、ドリューと度々共演しているアダム・サンドラーたちも出演している。
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Source:The Drew Barrymore Show