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Netflix版「デアデビル」、幻のシーズン4にシリーズ最大級の廊下バトルがあった ─ 「過去のバトルを吹き飛ばすレベルだった」

デアデビル
Patrick Harbron/Netflix

“恐れを知らぬ男”の暗躍を描き、Netflixで3シーズンにわたって製作されたドラマ「Marvel デアデビル」(2015‐2018)は、毎シーズンごとにフィーチャーされたアイコニックな廊下での長回しバトルシーン抜きには語れない。特にシーズン3第4話で刑務所内の廊下で始まった、およそ11分にも及ぶ驚異のワンカット・アクションは今も語り継がれる名シーンとして知られている。

そんなドラマ史に刻むバトルシーンを「デアデビル」で生み出したスタントマンのクリス・ブリュースターが、米Average Beingのインタビューに登場。実現しなかったシーズン4で計画されていたという、廊下での壮大なバトルシーンに言及している。

「『デアデビル』がキャンセルされる前に、スタントチームと僕は史上最も大規模な廊下での長回しバトルを計画しました。そのシーンで、前3シーズンの素晴らしきバトルを吹き飛ばす準備が出来ていたんです。非常に壮大な芸術作品になるはずでした。

僕たちはクリエイティブなテキサス・スイッチ(俳優とスタントマンが一つのショットでシームレスに入れ替わる技術)やダイナミックなキャラクター主体のコレオグラフィー、そしてチームの誰も想像したこともないような革新的なカメラワークなどをデザインしたんです。今でも詳細な計画やメモ、参考資料が残っていて、いつかこれをスクリーンで実現できる機会があるとよいのですが。」

シーズン3の息を呑むような超長回しのバトルを超えるシーンが実現しなかったとは何とも悔やまれるが、本家シリーズのレガシーはMCUでも継承されている。ドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第8話『ケロケロ ジャンプ』で本格的にカムバックしたチャーリー・コックス演じるデアデビルがアジトに侵入し、狭い廊下で次々に悪党を倒していくシーンは、Netflix版への美しきオマージュとなっていた。

コックス扮するデアデビルが主役となるドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」でも、アイコニックな廊下の長回しバトルシーンを目に出来るだろうか。「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」は2023年に撮影開始。

Source: Average Being

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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