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【ネタバレ】『エターナルズ』出演のインド人俳優、マーベル再登場に意欲

Photo by Bollywood Hungama http://www.bollywoodhungama.com

この記事には、『エターナルズ』のネタバレが含まれています。

エターナルズ
(c)Marvel Studios 2021

『エターナルズ』キンゴの付き人のおっちゃん、再出演に意欲

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にはグルート、『シャン・チー』にはモーリスと、マーベル映画にはマスコットキャラクターが付き物だ。では『エターナルズ』はといえば、インドのおっちゃんである。

おっちゃんの役名はカルン。ボリウッドスターとして大活躍していたキンゴ(クメイル・ナンジアニ)の付き人を務めていた人物だ。エターナルズへの再招集がかかったキンゴに同行し、ドキュメンタリー撮影のためのカメラを回し続けていた。

エターナルズの皆さんの中にも妙に馴染んでいたおっちゃん。超人ばかりが登場する本作で、一般人代表として登場するのはキット・ハリントンが演じるデインさんだとばかり思っていたが……実際のところ、映画で人類代表のひとりとなったのは、このおっちゃんだった。

忠誠心の強いおっちゃん、最終的にキンゴが反人類的な決断を下してエターナルズを去ろうとも付いていくという律儀な姿を見せた。ギルガメッシュからは「バットマンのアルフレッド」と言われていたおっちゃん、今作でのコミカルな姿で一躍MCUの愛されキャラに仲間入りをしたはずだ。多分タイカ・ワイティティ監督と相性が良さそう。

おっちゃんを演じているのはハーリッシュ・パテルというインド・ムンバイ出身の俳優。1953年生まれ。ボリウッド映画の数々に出演しており、2007年のイギリス映画『ラン・ファットボーイ・ラン 走れメタボ』では、サイモン・ペッグやタンディ・ニュートンらとも共演している。予告編映像にもチラリと登場しているぞ。

今作でボリウッド映画から大作ハリウッド映画に進出することになったパテルだが、撮影現場の居心地はインドの作品とは「まるで違いますね」と印Pinkvillaで語る。「何も心配しなくていいんです。ただ自分の仕事をやればいい。とてもリラックスした環境ですよ。なんでも助けてくれますし、ただ自分の役割をこなせばいい。MCUで仕事ができたなんて、未だに信じられないですよ」。

プライベートでは孫を学校に送る良きおじいさん。印Outlookでは、ほっこりエピソードを披露している。

「孫の学校での友達も私を知っているので、いつも手を振ってくれました。それは、私が友達のおじいちゃんだからです。私は普通の人でした。でも今や、私がMCU映画の『エターナルズ』に出ていると知って、みんなビックリしています。今じゃ学校に行くと、みんなから質問責めにあっていますよ。映画についてや、撮影の様子についてね。」

そんな『エターナルズ』の撮影は、インド映画出身のパテルにとって感心させられっぱなしだったようだ。これは大作になる、とパテルは予感していたという。

「MCU映画だから大作になるというわけではありません。プロ意識と製作のクオリティの凄さが、これまでに見た事のないようなものだったからです。ああいうことを経験すると、このプロジェクトは大作になるぞと思わされるんですよ。」

パテルは『エターナルズ』への出演へ感謝しながら、注目を集めることについて「本当に謙虚な経験」と控えめ。もっとも、マーベル作品への再登場を望んでもいる様子である。今後について「今のところ何も伝えられていないのでわかりませんが、今作に出演できたのは事実。また働きたいと伝えてみます」と前向きだ。

ちなみにパテルは本作のワールド・プレミアには姿を見せなかった。実はロサンゼルスへの渡航前になってパテルの新型コロナウイルス陽性反応が確認され、残念ながらキャンセルになってしまっていたそうだ。「私も家族もプレミアまで飛んでいく予定だったんですが、残念ながら叶いませんでした」。

ところでおっちゃん、キンゴの姿を通じてエターナルズのドキュメンタリーを撮影していたけれど、その内容はいつか見られるのだろうか?おっちゃん、カメラをぶっ壊されまくっていたけど、中のデータが無事だといいな……。

Source:Pinkvilla,Outlook

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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