クリス・エヴァンス、『ナイブズ・アウト』ランサム再登場アイデアを語る─ 「バカ高い弁護士に出所させてもらって、復讐を練っている」

Netflixの探偵ミステリー映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)でランサム・ドライズデール役を演じたクリス・エヴァンスが、シリーズの続編に同役を再登場させるアイデアがあると語った。
この記事には、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』のネタバレが含まれています。
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の主人公は名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)。世界的ミステリー作家にして富豪のハーラン・スロンビーが85歳の誕生日を迎え、ニューヨーク郊外の豪邸で親族を招いたパーティーが開かれる。ところが翌朝にハーランは遺体で発見される。捜査の依頼を受けたブノワが調査に加わると、彼らの秘密や嘘が次々に暴かれていく。クリス・エヴァンスが演じたランサム・ドライズデールはハーランの孫。物語の最後には、問題児であることを理由に遺産相続人から外された彼が事件の黒幕だったことが明らかになる。
米シカゴで開催されたイベント「シカゴ・コミック&エンターテインメント・エキスポ」のパネルに登壇したエヴァンスは、『ナイブズ・アウト』の続編などにランサムが復活する可能性について、「贖罪のような物語には出来ませんよね」とコメントし、カムバックのアイデアを語った。米Comicook.comが報告している。
「救いを見い出すランサムなんて、誰も見たくないでしょう。おそらく彼は、バカ高い弁護士が見つけた法の抜け穴か何かを使って出所しているんじゃないかな。でも、その後に彼は善良になるのかもしれません。つまり、サイドショー・ボブみたいに選挙に立候補したりして。だけど、それはブノワ・ブランやマルタを負かすための緻密な計画で、わかりやすく言うと復讐ってこと。分かるでしょ?」

サイドショー・ボブとは『ザ・シンプソンズ』のキャラクター。何度も逮捕と出所を繰り返したボブは、共和党候補として市長選に出馬したことがある。どうやらエヴァンスはランサム役で復帰できるなら、自分を逮捕に至らしめた名探偵と家政婦に一矢を報いたいと画策しているようだ。
なお、『名探偵と刃の館の秘密』の続編『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(2022)では、ブノワ・ブラン役を再演したダニエル・クレイグ以外のキャストは一新され、エヴァンスは続投していない。しかし準備中のシリーズ第3作に、エヴァンス扮するランサムや、第1・2作のキャラクターが再登場する可能性がないとは言い切れないかもしれない。もしもランサムが再登場するなら、どんな姿を期待する?
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』と『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』は、Netflixにて独占配信中。
Source:Comicook.com