クリス・エヴァンス、前世の記憶を持つ男に ─ SF映画『インフィニット』出演交渉中、監督は『イコライザー』アントワーン・フークア

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年4月26日公開)を控える、キャプテン・アメリカ役でおなじみの俳優クリス・エヴァンスが、SFファンタジー映画『インフィニット(邦題未定、原題:Infinite)』の出演交渉に入っていることがわかった。米Deadline、The Hollywood Reporterなどが伝えている。
本作はD・エリック・マイクランツが2009年に発表した小説『The Reincarnationist Papers(原題)』を原作とするもので、監督は『イコライザー』シリーズや『マグニフィセント・セブン』(2016)のアントワーン・フークアが担当。脚本は『ウォルト・ディズニーの約束』(2013)『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2016)を監督したジョン・リー・ハンコックと、『Z Bull ゼット・ブル』(4月12日公開)のイアン・ショアが執筆する。
The Hollywood Reporterによれば、物語の中心は「ジ・インフィニット」と呼ばれる、数世紀にわたって転生を繰り返す人々の集団だ。惑星を破壊しようと目論む邪悪な存在を倒すべく、彼らは転生しては統合失調症を患った男性を頼りにする。彼の見ている鮮やかな夢は、実は前世以前の確かな記憶だったのだ。「ジ・インフィニット」は、彼の夢を手がかりとして迫る巨悪に挑んでいく。
2019年2月13日現在、エヴァンスがいかなる役どころで出演交渉に入っているかは不明。原作小説は主人公のエヴァン・マイケルズという“前世の夢に苦しむ青年”が、同じ特徴を持つ人々の集団「コグノミア」に出会うというストーリーだが、今回の報道を鑑みるに、映画化にあたっては大幅な脚色が加えられている可能性もありそうだ。
プロデューサーを務めるのは、『トランスフォーマー』シリーズなど多数の映画やドラマを手がけるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラら。現在、企画は急ピッチで進められているということだ。
エヴァンスは『アベンジャーズ/エンドゲーム』のほか、ダニエル・クレイグらと共演するライアン・ジョンソン監督のミステリ映画『Knives Out(原題)』(2019)も待機中。
ちなみに今回のニュースをカナダのメディアET Canadaが伝えた際、エヴァンスは使用された写真に不満の声をあげている。
This is clearly an act of aggression. There are literally hundreds of photos to choose from. What did I ever do to you, Canada? https://t.co/3sAEARiTq4
— Chris Evans (@ChrisEvans) 2019年2月12日
「これは明らかに僕への攻撃だ。使える写真は山ほどあったでしょ、僕がカナダに何をしたっていうの?」
映画『インフィニット(邦題未定、原題:Infinite)』の撮影時期は不明。