ペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム夫婦共演『誰もがそれを知っている』公開決定 ─ 『別離』の名匠が贈る極上サスペンス

ペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム夫婦が出演、『別離』(2011)『セールスマン』(2016)のアスガー・ファルハディ監督による最新作『Everybody Knows(英題)』が、邦題『誰もがそれを知っている』として2019年6月1日(土)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国順次公開される。
スペインの故郷にて、久々に再会した家族と幼なじみ。しかし結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、隠していたはずの真実をめぐり、家族の秘密と嘘がほころび始める……。
『別離』『セールスマン』で2度のアカデミー外国語映画賞に輝くイランの名匠アスガー・ファルハディ監督の最新作は、監督自身が15年前のスペイン旅行で目にした、壁に貼られた行方不明の子供の写真から着想を得たという物語。アカデミー賞授賞式へのボイコットも話題となった前作から2年、初のオールスペインロケによる極上のサスペンスが登場する。
出演者には監督からの長年のラブコールに応えたスペインを代表する女優ペネロペ・クルス、そして夫のハビエル・バルデムという豪華なキャスティングが実現。企画が始動した4年前から2人は監督への協力を惜しまず、役柄は2人への当て書きで執筆されたという。

本作は第71回カンヌ国際映画祭で華々しくオープニングを飾り、「ここ数年で最も力強く、価値のあるオープニング作品のひとつ」(BBC)、「巧みに語られる物語は、間違いなく普遍的な喜びとなる」(Screen)、「役者たちのスター性が最新作を新たなレベルに押し上げている」(IndieWire)など、濃密な脚本とスター俳優のコラボレーションに絶賛が集まった。
ペネロペ&ハビエルのほか、出演者はアカデミー賞外国語映画賞受賞『瞳の奥の秘密』(2009)で知られるアルゼンチンの国民的名優リカルド・ダリン、『マジカル・ガール』(2014)でゴヤ賞主演女優賞を受賞したバルバラ・レニー。撮影は『ボルベール<帰郷>』(2006)など巨匠ペドロ・アルモドバル作品を手がけるホセ・ルイス・アルカイネが担当した。緻密な脚本と緊迫感あふれる語り口で人間社会にひそむ普遍的なテーマを鋭く描き出す名匠は、今度はどんな世界を提示してくれるのだろうか。
映画『誰もがそれを知っている』2019年6月1日(土)、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。
『誰もがそれを知っている』公式サイト:http://longride.jp/everybodyknows/