『F1/エフワン』とトム・クルーズ『デイズ・オブ・サンダー』をクロスオーバー?監督にアイデア「二人が直接対決する」

『トップガン マーヴェリック』(2022)ではトム・クルーズ、『F1®/エフワン』ではブラッド・ピットを主演に壮大な物語を世に送り出したジョセフ・コシンスキー監督。待機中のプロジェクトも含め多忙を極めるコシンスキーだが、クルーズとピットの2人を共演させるアイデアを夢想せずにはいられないようだ。
トム・クルーズとブラッド・ピットといえば、ハリウッドを、世界を代表する二大スターと言って差し支えないだろう。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)の舞台裏では一晩中ゴーカートを楽しんだ間柄でもあり、『F1®/エフワン』のロンドン・プレミアでの再会も大きく話題となった。また、メキシコ・プレミアでは「トム・クルーズと再共演するなら地上でお願いしたい」とピットが笑いながら明かしている。
この発言を受け、英国版GQのインタビュアーが、コシンスキーに「彼ら2人が共演する映画の製作に興味があるなら、どのような提案をしますか?」と質問。コシンスキーは「今なら、『デイズ・オブ・サンダー』でクルーズが演じたコール・トリクルになるでしょうね。彼と(『F1®/エフワン』でピットが演じた)ソニー・ヘイズに過去があったと気づくんです」と返した。
「彼らはある時、ライバルだったかもしれないし、もしかしたらすれ違っていたかもしれません。『インタビュー・ウィズ・ア・ヴァンパイア』でブラッドとトムが繰り広げた伝説のゴーカートバトルについても聞いたことがありますし、あの二人のトラック上での直接対決を見たくない人なんていないでしょう?」

『デイズ・オブ・サンダー』は、トム・クルーズがレーサー役を演じた1990年の映画だ。ファンにとってももちろん夢のようなタッグだが、2013年に『フォードvsフェラーリ』(2019)の原型といえるレース映画でクルーズとピットが共演する企画があり、監督を務める予定だったのがコシンスキーだ。製作費の都合で実現に至らなかった経緯があるため、コシンスキーにとっては、自身の作品で2人を共演させることはまたとない希望だろう。
もっとも、コシンスキーが『F1®/エフワン』と『デイズ・オブ・サンダー』が交わる世界線を思い描いたのは、『デイズ・オブ・サンダー』の続編企画が進行していることも関わっているのかもしれない。2024年11月時点では契約交渉中で、まだまだ本格的に始動はしていなかったものの、クルーズ主演のカーレース映画の続編となれば、コシンスキーが気にならないはずはない。ピットも地上でならとクルーズとの再共演を歓迎しているし、コシンスキーにとっては良い条件が揃っているように思えるが、果たして『F1®/エフワン』と『デイズ・オブ・サンダー』のクロスオーバーは実現し得るだろうか?
映画『F1®/エフワン』は大ヒット公開中。
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Source:GQ Magazine UK