【ネタバレ】『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』、なぜ『サンダーボルツ*』に◯◯◯◯?監督が回答

この記事には、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』『サンダーボルツ*』のネタバレが含まれています。

マーベル・・シネマティック・ユニバース(MCU)『サンダーボルツ*』のおまけシーン(ポスト・クレジット・シーン)では、サンダーボルツが“ニュー・アベンジャーズ”と改名した本編から14ヶ月が描かれた。一同が「余剰次元」から船が接近しているとのアラートをキャッチすると、「4」の文字が描かれたファンタスティック・フォーの宇宙船が猛スピードで地球に接近している……というものだ。

これを受けて『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でも、『サンダーボルツ*』のシーンにつながる描写があるのではと期待したファンも多いはずだ。アース828の別世界出身であるファンタスティック・フォーは、一体なぜ、どうやってアース616の地球めがけて飛ぶことになったのか、ついにその謎が解明されるのでは……と。
ところが実際のところ、本編でもおまけシーンでも『サンダーボルツ*』につながる展開はナシ。その代わりミッド・クレジット・シーンで描かれたのは本編から4年後、リード・リチャーズとスー・ストームの息子として超強力な能力を持つ幼児フランクリンの元にドクター・ドゥームが現れるというサプライズだ。その素顔こそ映らなかったものの、ロバート・ダウニー・Jr.本人による実演である。
これはこれで2026年の『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』につながる重大シーンではあったが、一方で『サンダーボルツ*』で描かれた展開に対応させるという案はなかったのだろうか?米CinemaBlendに尋ねられた『ファンタスティック4』マット・シャックマン監督は「いいえ」と反応し、これらのおまけシーンは自身が関与するものでなかったと説明する。
「『サンダーボルツ*』のエンドクレジットシーンも、こちらの製作の割と最後の方に作られているからです。だから僕もあまり詳しくなくて。僕が脚本を書いている段階ではまだ作られていませんでしたからね。」
シャックマンの言うように、『サンダーボルツ*』の件のおまけシーンもジェイク・シュライアー監督の手を離れ、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』ルッソ兄弟によって監督されている。『ファンタスティック4』ドゥーム出現シーンも、同じくルッソ兄弟によるものだ。つまり、各作品をどう繋げるかというマスタープランは、ルッソ兄弟が持っているのである。
こうしたコラボレーションについてシャックマンは「よくリレー競走に例えます」と続ける。「バトンを渡され、自分のセクションを全力で走る。自分の『ファンタスティック4』、アース828で全力疾走しました。そして今、僕はルッソ兄弟にバトンを渡したのです」。
ちなみに『サンダーボルツ*』のおまけシーンでジェイク・シュライアー監督は、ルッソ兄弟による撮影現場に同席した。いわくエレーナ役のフローレンス・ピューは、シュライアー監督が見守っていたことについて「まるで親に学校に送ってもらって、“頑張るんだよ!勉強しっかりね!”と肩を叩かれて送り出されるようだった」と話したそうだ。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は大ヒット上映中。
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Source:CinemaBlend,Comicbook.com