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ファルコン役アンソニー・マッキー、『シビル・ウォー』初めての着陸シーンで顔面から着陸していた

anthony mackie アンソニー・マッキー
Public Domain https://www.flickr.com/photos/lbjlibrarynow/26359490693/

ファルコン/サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキーは、マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて絶対に欠かせない存在となった。ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題)」では、いよいよタイトルロールを務めることとなり、物語上でもこれまでで一番の重責を担う。

しかし、そんなマッキーにも初挑戦があった。米Entertainment Weeklyでは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でファルコンとして初めての“着陸”に挑んだ際のエピソードが語られている。

「マーベル映画で初めてアクションをやることになって。僕はファルコンという役なので、グラフィックのチームも、監督たちも、みんなが“鳥みたいに降りてきてほしい”って言うんです。翼があるから、脚をひっこめて、重心を下げて、翼の速度を落として、それから自分の足で立つ。マイムやピエロをやっていた頃に戻ったみたいに、鳥の勉強を始めましたよ。どうやって着陸するのか、どうやって離陸して、どうやって飛ぶのか……。」

マッキーいわく、初めての“着陸”となったのは『シビル・ウォー』での空港シーン。ヴィジョンが放った光線をファルコンがかわし、代わりに直撃を受けたウォーマシンが地上に落下した直後のショットだ。

「着陸しなきゃいけないので、30フィート(約9メートル)くらいまで引き上げられて、振り子にくくりつけられて。そこから足を下ろして、位置どおりに着陸するはずだったんです。だけど、自分の下半身があんなに重いとは思わなかった。ロープを引いて足を下に持ってこようとしたら、重心をつかめずに、顔から土に落ちちゃって、10フィート(約3メートル)くらい跳ねて。顔がもう、草と泥だらけ。スタッフはめちゃくちゃ笑ってましたよ、みんな大笑いだったな。」

ちなみにマッキーは、その後も着陸シーンに幾度となく挑戦しているが、本人いわく「毎日が失敗のコメディ」だったそう。「着陸するたび、どうやって僕を殺すつもりなのかなって。“今日はどうやってぶつける?”って言われてるみたいな」。ジョーク交じりの語り口ではあるものの、なにげない着陸シーンがいかなる苦労の上に撮られているのか、その一端がうかがえるというものだ。

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Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。