高所スリラー映画『FALL/フォール』続編に『ジグソウ:ソウ・レガシー』監督が就任

上空600mの鉄塔に取り残された女性クライマー決死の脱出を描き、ヒットを博したサバイバル・スリラー映画『FALL/フォール』(2022)の続編『Fall 2(仮題)』の監督として、イーサン・ホーク主演『デイブレイカー』(2008)『プリデスティネーション』(2014)や『ソウ』シリーズ8作目『ジグソウ:ソウ・レガシー』(2017)を手がけたスピエリッグ兄弟が就任したことが分かった。米Varietyが報じている。
夫を亡くしたインフルエンサーのベッキー(グレイス・キャロライン・カリー)は、親友のハンター(ヴァージニア・ガードナー)から誘われ、喪失から立ち直るためのクライミングに参加する。やっとの想いで到達した頂上で、老朽化したハシゴが崩れ落ちてしまい、電波が届かない、食料もない、窮地に立たされた2人が技術と知識を活用して脱出を試みる『FALL/フォール』。製作費300万ドルにして、世界興行収入1,730万ドル超をマークし、中国映画の最高賞、金鶏奨でも外国映画部門にノミネートされる快進撃を見せた。
続編製作については、1作目の日本公開から間もない2023年3月時点で決定。同年11月に『Fall 2(仮題)』『Fall 3(仮題)』として2本の続編とともにシリーズ化することが報じられたタイミングでは、1作目を手がけたスコット・マンがいずれも監督、共同脚本、プロデュースを続投する見込みだったが、この度、スピエリッグ兄弟に監督のバトンが渡ることとなった。マンは2作目では共同脚本を手がけ、第3作で監督及び脚本として復帰する予定だという。
マイケルとピーターによるスピエリッグ兄弟は「本シリーズの2作目を手がけること、ライド感があり、ハラハラする、めまいがするような新たな1作をお届けすることに非常にわくわくしております」とコメント。マンは「非常に尊敬されるジャンル映画監督のお二方に手綱を渡せることを誇りに思います。私たちがすでに知り得る以上に、さらにいっそう必見の体験となる続編を作ってくださるに違いありません」と大手を振っている。
スピエリッグ兄弟がメガホンを取る2作目、そしてマンがカムバックする3作目は、1作目と同様ベッキーとハンターが登場予定だが、その他のキャラクターや詳細なプロット、そして2人が挑む新たな舞台もベールに包まれたままだ。撮影は2024年6月より開始される予定。
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Source:Variety