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『X-MEN』旧3部作のジーン・グレイ役ファムケ・ヤンセン「私たちの出番は終わった」と語る ― しかし「求められればまた演じたい」

マーベル&20世紀フォックス社による『X-MEN』シリーズで、第1作(2000年)よりジーン・グレイ役を演じたファムケ・ヤンセンが現在の心境を語った。

ヤンセンがジーン・グレイとしてスクリーンに登場したのは、2000年~2006年の3部作、『ウルヴァリン:SAMURAI』(2013年)、そして『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)。ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンのストーリーにも非常に大きな影響を与えるなど、ファンならば誰もが認めるキーパーソンを務め上げた彼女は、今や「私たちの出番は終わった」と話している。

ファムケ・ヤンセン、ジーン・グレイ役の感慨を明かす

2017年6月30日~7月2日(現地時間)、アメリカ・コロラド州で開催された「デンバー・コミコン2017」に登場したヤンセンは、『X-MEN』シリーズで演じたジーン・グレイ役をこう振り返っている。

「とても素晴らしかったわ。第1作がこんなに人気の映画になるなんて、(シリーズが)15年以上も続くだなんて、私は――私たちの誰も、そんなことは思っていなかったと思う」

シリーズの次回作『X-MEN:ダーク・フェニックス(原題:X-Men: Dark Phoenix)』ではジーン・グレイがストーリーの鍵を握る。『X-MEN:アポカリプス』(2016)より同役はドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』などのソフィー・ターナーが演じており、ヤンセン自身は、すでに役柄を後輩に託したという思いのようだ。

「(ジーン・グレイ役は)ずっと続く贈り物…贈り物だったと思う。私たちの出番は終わったしね。でも、本当にずっと楽しかったし、長い間やらせてもらったわ。ただ楽しい仕事だった。単にジーン・グレイを演じたんじゃなくて、ただでさえコミックが面白いから(演じられて)誇りに思うし、よく一緒に共演したキャストも、仲間の俳優たちも、みんなすごい才能だったわ。本当にすばらしい経験だった。とても感謝してるの」

ここでヤンセンが「私たち」と口にした理由は、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン、チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートが『LOGAN/ローガン』でそれぞれの役柄を卒業したためだろう。彼女の中には、かつての『X-MEN』シリーズを支えた俳優陣はみなその役割を終えたという認識があるのかもしれない。

『LOGAN/ローガン』より ©2017Twentieth Century Fox Film Corporation
『LOGAN/ローガン』より ©2017Twentieth Century Fox Film Corporation

もっともヤンセンは、このイベントでこのようにも語っている。

「ジーン・グレイは私の一部。求められれば、またいつでも演じたいわ」

彼女の言葉通りなら、ヤンセンがスクリーンでジーン・グレイを演じたのは『X-MEN:フューチャー&パスト』が最後となりそうだ。しかし姿こそなくとも、その存在は『LOGAN/ローガン』にも確実に登場していたし、これからの『X-MEN』シリーズにもきっと何らかの影響を与えるはずだ。それはジーン・グレイだけでなく、ウルヴァリンやプロフェッサーXも同じだろう。

映画『LOGAN/ローガン』は2017年6月1日より全国の劇場にて公開中。シリーズの基礎を作った俳優たちの仕事に、改めて深い敬意を表したい。

 

Source: http://comicbook.com/marvel/2017/07/03/famke-janssen-jean-grey-phoenix-x-men-movies/
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/X-MEN-ファイナル-ディシジョン-Blu-ray-ヒュー-ジャックマン/dp/B00DG275HA/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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