『ワイルド・スピード』20周年特別ビデオでファミリー祝福 ─ ポール・ウォーカー「家族と友だちが全て」

2021年6月22日、本国アメリカで『ワイルド・スピード』シリーズが20周年を迎えた。これにあわせて、レガシーを祝福する動画が公開されている。
20年前、低予算のカーレース映画にはじまった『ワイスピ』は、回を重ねるにつれて人気を獲得してきた。いまやシリーズ累計世界興行収入は5,000億円を突破し、主人公のひとり、ブライアン・オコナーを演じたポール・ウォーカー最後の作品『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)は、歴代世界興行収入第9位を記録している。
6月25日には、アメリカで『ワイスピ』最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が封切られることになる。先がけて、グローバルプレミアムイベントが開催されるなど、ハリウッドは『ワイスピ』祝福ムード一色だ。
そんな中、これまでの20年間を振り返る特別映像「F9 x Fast is Back」が新たに公開。第1作から『ジェットブレイク』まで、製作の舞台裏やヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカーらファミリーのインタビュー映像が映し出されていく。シリーズが辿った変遷を感じることができる。
『ワイスピ』は、早くから多様性を意識した作品づくりを実現してきた。ローマン役タイリース・ギブソンは、2003年公開の第2作『ワイルド・スピードX2』当時に「この映画にはどんな国籍であれ、誰でも参加しています」と語っていた。2013年に亡くなったブライアン役のポールも「この作品は家族と友だちが全てなんです」と、当時からファミリーの絆を熱弁。規模やストーリーは大きくなれど、『ワイスピ』が変わらずファミリーを大切にしてきた証拠だ。
映像後半では、『ワイスピ』の現在地である『ジェットブレイク』の製作の舞台裏が流される。シリーズを牽引してきたヴィン・ディーゼルは、「これまでのチャプター全てで私たちは期待を超えようとしてきました。まだまだ知らないことがやってきますよ」と豪語。テズ役のリュダクリスも「これ以上のサプライズは無いでしょうと思われたら、また全部やるだけです」と今後の『ワイスピ』に自信をにじませている。
また、米公式Instagramアカウントからは、歴代ファミリー一人ひとりを写したポスタービジュアルが公開されている。日本では8月6日公開予定の『ジェットブレイク』に備えて、ファミリーが築き上げたこれまでを感じてほしい。
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