【レポート】『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』プレミアでファミリー集結 ─ 日本ファンへのメッセージも

『ワイルド・スピード』シリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が、2021年8月6日(金)より公開となる。コロナ禍により大打撃を受けてきたハリウッド、復活の象徴として、本国アメリカに先がけて封切られた国々で大ヒットを打ち立てている本作のグローバル・プレミアイベントが、現地時間6月18日に米ロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターにて開催された。主演ヴィン・ディーゼルをはじめ、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジズ、シャーリーズ・セロンなど主要キャストが大集合し、レッドカーペットを彩った。

会場には、崇高さ溢れるブラックカーペットが一面に敷かれ、第1作『ワイルド・スピード』(2001)から登場する1970年式のダッチ・チャージャー、そして最新作『ジェットブレイク』に登場する2020年式のダッチ・チャージャーの2台がお出まし。ユニバーサル・ピクチャーズとしてはコロナ禍になって以降、初のプレミアイベントとなる。ブラックカーペット会場内は混雑を避けるため、マスコミと関係者のみの参加となったものの、会場入り口付近には熱狂的なファンが押し寄せた。
そこへ、ファミリーを率いるドム役のヴィン・ディーゼル、ムードメーカー的存在のローマン役タイリース・ギブソン、ファミリーのブレインとして活躍するテズ役リュダクリス、ミア役のジョーダナ・ブリュースター、前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)より登場の宿敵サイファー役シャーリーズ・セロン、奇跡の復活を果たすハン役のサン・カン、物語の鍵を握るエル役のアンナ サワイ、そして第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)ぶりにメガホンを取るジャスティン・リン監督が登場した。
キャスト陣はサインの希望にも快く応じたり、熱い歓声に対して手を大きく振って応えたりと、ファンとのつかの間の時間を楽しんだ模様。一方で、ブラックカーペット会場内ではキャスト同士で仲良く肩を組んだり、おちゃらけてみたりと、ファミリーならではの仲の良さを感じさせる場面もあった。20周年という記念すべきアニバーサリーイヤーを迎え、ファミリーの確固たる絆を感じさせる大盛況のプレミアイベントとなった。
会場に到着するやいなや、ファンに向けてハートマークでアピールし、熱烈な挨拶で登場したヴィンは、20周年を迎えたシリーズについて問われると「僕たちは20年一緒に旅をしていますが、それはハリウッドでは稀なことです。世界中の人が長きにわたってこの作品を応援してくれていることを光栄に思います。ベストを尽くして、ファミリーをひとつにする価値のある作品を作りたいと思っていますよ」とファンへの気持ちを明かした。またヴィンは、これからも続くシリーズに向けて思いを新たに、最新作の見どころについて「本当にアクション満載です。ユーモアもふんだんに使われていますし、今作は心温まるファミリーがテーマです。何よりも1年ぶりの劇場鑑賞でもありますから、間違いなく楽しめる作品です」と自信をのぞかせた。
ローマン役のタイリースは、ブラックのスーツにゴールドの装飾と、まるで自身の演じるローマンが好みそうなリッチな装いで登場。最新作の魅力について問われると「シリーズのファンが期待するものを、僕らは力を合わせて作ってきました。その原動力がファンの愛とサポートだと知ってほしいです。だからこそ全ての瞬間を楽しんでほしいですね。本作が公開されるのは映画館だけ。ストリーミングはないですからね(笑)。愛してます!」とファンへの愛溢れるコメントを寄せている。