『ワイルド・スピード』出演者、『トランスフォーマー』とのクロスオーバーにも意欲 ─ 「ロボットが車になってその逆も」

ここ最近、『ワイルド・スピード』と『ジュラシック・ワールド』シリーズ、夢のクロスオーバーの話題が一部で盛り上がっているが、もしも実現させるのであれば本当にこの組み合わせで良いだろうか。『ワイルド・スピード』シリーズでローマン役を演じるタイリース・ギブソンは、『トランスフォーマー』シリーズとのクロスオーバーを提案している。
『ワイスピ』と『ジュラシック・ワールド』のクロスオーバー化については、2021年4月に『ワイスピ』のレティ役で知られるミシェル・ロドリゲスが前向きな発言を繰り出したことがきっかけで、大きく取り沙汰された。その後、ミシェルに続いて、『ジュラシック・ワールド』側から主演のクリス・プラットが「いいですね、やりましょう」と追随し、話題がさらに拡散。両シリーズともに米ユニバーサル・ピクチャーズが手掛けている作品であることから、決して不可能ではないアイデアとして多くのファンが成り行きに関心を示している。
ここで、新たな可能性を提示したのがタイリースだ。米Comicbookの取材に応じた際、これまでの経緯にタイリースは「何も知らないです」と話しながらも、「『ワイスピ』とクロスオーバーするなら、『ジュラシック・パーク』よりも『トランスフォーマー』なのでは」と持論を述べた。タイリースが思いつきで答えたのか、何となくずっと頭の中で考えていたのかはわからないが、『トランスフォーマー』とのクロスオーバーも『ジュラシック・ワールド』とはまた路線が違ってきて面白そうだ。
アイデアについても言及したタイリースは、「ロボットが車になって、車がロボットになったら…」と想像を膨らませる。たしかにスーパーカーと変型ロボットのコラボレーションは、比較的思い浮かべやすそうだ。タイリースは最後に「最初にそっちをやって、そのあと恐竜にいけば良いんじゃないですかね」と付け加えている。
実は、『ワイスピ』と『トランスフォーマー』のクロスオーバーについては、話題の火付け役であるミシェルも意欲を見せていた。もっとも、ユニバーサル作品である『ワイスピ』『ジュラシック・ワールド』に対して、『トランスフォーマー』はパラマウント作品。現実的な見方をするミシェルは、製作スタジオが違うことがクロスオーバー実現の障壁になってしまうと考えているようだ。
「フェアに言うと、ユニバーサル内のユニバースで考えなきゃですよね。役から何まで、スタジオ間を超えてのブランディングは難しいですから。ただ正直にいうと、もし『ワイルド・スピード』と『トランスフォーマー』を組み合わせられたら、それ以上のものは無いです。」
『ジュラシック・ワールド』と『トランスフォーマー』、どちらにしてもクロスオーバーを実現させるには、一筋縄ではいかないことは間違いない。そもそも『ワイスピ』と『ジュラシック・ワールド』はメインシリーズが現在も継続しており、『トランスフォーマー』は、新作映画が発表されたばかりだ。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2021年8月6日(金)全国公開。
Source: Comicbook,Entertainment Weekly