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『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』同性愛描写が中国で削除、米ワーナーが要請受け入れの声明

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
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魔法ワールド最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で描かれるダンブルドアとグリンデルバルドの一部登場シーンが、中国では同性愛描写だという理由でカットされていたことが分かった。米Varietyが報じている。

本記事には、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』劇中のセリフに言及しています。

報道によれば、カットされたシーンは計6秒分。検閲に該当したのは、ジュード・ロウ演じるダンブルドアが「なぜなら私は君に恋していたからだ(because I was in love with you)」「あの夏、ゲラートと私は恋に落ちた(the summer Gellert and I fell in love)」と話す2つのシーンだという。

ダンブルドアが同性愛者であることは2009年に原作者のJ.K.ローリングが明かしていたものの、これまで劇中で明言されることはなかった。本作では、親密な仲にあったダンブルドアとグリンデルバルドが恋愛関係にあったことがこの2つのシーンで示唆された。

製作・配給を務める米ワーナー・ブラザースは、中国の要請に応じる意向を伝える声明を発表。その意図を以下のように説明している。

「スタジオとして、我々は公開する全映画の整合性を保護することに努めております。多様な市場の感度に応じて、微々たるカットを行う必要に及ぶこともございます。我々は、クリエーターによってリリースされる映画が全世界に公開されることを望んでおりますが、歴史的に見て、ローカル市場で微細な編集が行われることにもこれまで直面して参りました。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』においては6秒分のカットが要請され、ワーナー・ブラザースは現地の要求に応じるべく、このような変更を承諾いたしました。しかし、映画のスピリットは損なわれておりません。世界中の観客の皆様に本作を鑑賞いただきたく、たとえ編集がわずかに行われたとしても、中国の観客に同様の機会を持っていただくことが重要だと考えております。」

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、日本と同日の2022年4月8日より中国で封切りを迎えた。コロナ禍の感染拡大により、中国では半数以上の映画館が閉鎖を余儀なくされているが、公開初週では1位を獲得。封切り後3日間で興行収入は約9,700万ドル(約12億円)を記録している。

Source: Variety,THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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