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ファンタビ2『黒い魔法使いの誕生』魔法動物たちを徹底紹介 ─ 可愛いニフラー、河童や鬼も登場

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

魔法動物、すなわちファンタスティック・ビーストとは、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの題名にもなっている存在だ。つまり、『ファンタビ』の真の主人公たちは、愛すべき魔法動物たち他ならないのである。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)に続き、シリーズ第2作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)でも魔法動物たちが大活躍。ボウトラックルやニフラーなど、ファンお馴染みの動物から日本の河童まで、様々な魔法動物の姿を楽しめることは間違いない。

この記事では、ファンタビ2に登場した個性豊かな魔法動物たちを紹介・解説しよう。

セストラル

死を見たことのある人間だけに見える、不気味にやせ細った魔法動物。馬のような姿だが、コウモリのような羽も生えている。魔法省からは「危険生物」認定を受けている。『ハリー・ポッター』シリーズにも登場しており、重要アイテム「ニワトコの杖」はセストラルの尾の毛が使われている。

本作では冒頭のグリンデルバルド移送シーンで登場。グリンデルバルドにはセストラルの姿が見えていた。

ボウトラックル

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 ボウトラックル
(c) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (c) JKR.

ボウトラックルは、小さな幹と根に葉のついた小枝が伸びているような姿をした背丈20センチの魔法動物。枝の材料になる木にしか巣を作らない。大人しく内気な性格だが、自分の住む木が危険に晒されると、木を守るために攻撃する一面も。鍵を開ける才能もあり。

本作ではニュートの胸ポケットに入り、行動を常に共にするボウトラックルのピケットが引き続き大活躍。エディはボウトラックルについて、「彼には愛着がありますね。小ちゃくて、小枝みたいで可愛いんです」と語っている。

チュパカブラ

グリンデルバルドがペットとして保有していた魔法動物。6本の脚と鋭い歯を持った、青い肌のトカゲのような魔法動物だ。チュパカブラ自体では現実世界でもその存在が囁かれる未確認生物と同じ名。

オーグリー

ニュートの地下室で保護されている、フクロウのような大きな鳥の魔法動物。鋭いくちばしと鉤爪を持ち、カラフルな尾が特徴的。頭から長い毛が生えていて、先端に羽がついている。内気な性格で、大雨の日だけ飛翔する。

ニフラー&ベビー・ニフラー

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 ニフラー
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 ベビー・ニフラー
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ニフラーは、光るものなら何でも大好きないたずら屋さん。宝物はお腹にためており、ドラえもんのように沢山収納することができる。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』ではキラキラしたものを追いかけてニューヨークで騒ぎを起こし、ニュートを困らせていた。

また、普段は地面から6メートルほどの深さの巣に住んでおり、最大で8匹ベビー・ニフラーを産むことが可能。色は様々で黒、茶色と白、灰色と白のほか、3色のものもいる。キラキラしたものが大好きなのは親と変わらず。

撮影時には、ビーズ入りのぬいぐるみを使用したという。

ケルピー

水の中に棲息するケルピーは、噛む力が強く、手なずけるのも難しい。だが、頭に縄をかけると大人しくなるそうで、本作ではニュートを乗せて水中を駆け抜ける姿が楽しめる。なお、J.K.ローリングはケルピーがお気に入りの魔法動物だと語っている。

ケルピーは、魔法動物たちの中でも特に撮影に苦労したのだという。水中アクションは大型タンクを使い、ニュート役レッドメインをワイヤーで牽引し、そのワイヤーをCGでケルピーに置き換えた。苦労があったのは水面を滑走するショット。製作陣は工夫を凝らし、レッドメインを手押し車のような装置に乗せ、スタントマン4人がかりで動かしながら、パペット師が竹馬に乗って布製の頭部を操作したそうだ。

ルークロッタ

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 ルークロッタ

ニュートの地下室で保護されていた、トナカイのような魔法動物。口の中は洞穴のように大きい。

ムーンカーフ

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』「ウィザーディング・ワールド・マーケット」ムーンカーフ

大きな瞳と長い首が特徴の愛らしい魔法動物。満月のときだけ巣穴から顔を出す、内気な性格だ。ジェイコブはこの動物の餌やりをニュートから任された。

ファイアードレイク

摩訶不思議サーカスで登場。球体のゲージの中で尻尾から火花を散らしていた、小さなドラゴンのような魔法動物だ。空を飛ぶこともできる。劇中では、クリーデンスによって開放されて飛び立ったファイアードレイクたちが、サーカスのテントに火をつけてしまった。

河童

摩訶不思議サーカスで登場。日本でお馴染みの妖怪だ。人の生き血を吸う。原作小説では、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でスネイプによって授業で紹介されている。

摩訶不思議サーカスのシーンでは、背景にわずかに鬼も写り込んでいる。屋敷しもべ妖精に手入れ(おそらく化粧)をされている、イボイノシシのような牙を持つ魔法動物だ。日本の妖怪同士、河童の棲む浴槽のすぐ後ろに鎮座している。

ズーウー

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 ズーウー
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本作初登場となるズーウーは、象と同じくらいの大きさをもつ猫科の魔法動物。中国に棲息していたと言われており、ものすごく強い力を持つと共に、1日に1,000マイル(約1,600キロメートル)も移動することができる素早さも兼ねそろえている。最大の特徴は、体と不釣り合いなほど長く、フリルのようなものがついた色とりどりの尻尾。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 ズーウー
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デザイン画は100点以上製作されたという。「途中までは、どちらかというとスタンダードなネコ科の大型獣だったんですが、イェーツ監督から注目があったんです。『もう一工夫して、どこまで凝れるか試してみよう』と。その結果、体はトラの縞模様になりました。ライオンのようなたてがみは立ち上がると光り輝き、鉤つめは鋭く、4本の長い牙は口から巻き出てくる。ネコ科らしくない特徴は、やけに長い七色の尻尾です」と、視覚効果監修のティム・バークは説明している。

マタゴ

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』「ウィザーディング・ワールド・マーケット」マタゴ

マタゴは、スフィンクスという種類の猫に似た姿をした使い魔。フランス魔法省で単純労働に使われており、怒らせると、さらに恐ろしい姿に変わり、攻撃をしてくる。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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