『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』吹替収録、台本と映像が3度も差し替わっていた ─ ピーター・パーカー役声優の榎木淳弥が明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作であり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のその後を描く重要作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の日本語吹替版収録では、収録期間中に台本と映像が3度変更されていたことが分かった。2019年6月27日にTOHOシネマズ新宿で開催された世界最速カウントダウンイベントで、ピーター・パーカーの日本語吹替を演じる声優の榎木淳弥が明らかにした。
MCUは徹底した秘密主義で知られるが、主人公の吹替声優を務める榎木も「台本すら貰えない(持ち出せない)ほどで」と驚く。「収録中に台本が3回変わりましたね。映像も3回変わりました。なので、僕だけが知っている、あんなシーンやこんなシーン(があります)。」
補足情報として、米Comicbook.comが『ファー・フロム・ホーム』監督のジョン・ワッツに行ったインタビューで語られたところによれば、旅費の捻出のためにピーターが出発前に『スター・ウォーズ』のオモチャを売りに行くなどのシーンが撮影された。これらは未公開シーンとして、後に米発売されるブルーレイに特典映像として収録予定だという。
他にも編集段階にて削除・追加されたシーンがあり、そのために吹替収録でも台本や映像が度々切り替わったということだろう。これが珍しい事例であることは、榎木淳弥の驚いた口ぶりからも明らかだ。
榎木淳弥は、過去5作にわたってトム・ホランド版スパイダーマン/ピーター・パーカーの声優を務めている。キャクターの魅力について、「“親愛なる隣人”の言葉に尽きる。等身大のヒーローはなかなか珍しく、高校生が頑張って悪と立ち向かっていく姿が共感を生むのではないかと思っています」と語った。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)より世界最速公開中。
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『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/
Source:Comicbook.com