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名作ブロードウェイ・ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』再映画化 ─ 『ハミルトン』 演出家が監督就任

屋根の上のバイオリン弾き Fiddler on the Roof
Photo by Otterbein University Theatre & Dance from USA https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Fiddler_On_the_Roof_(27783316226).jpg

名作ブロードウェイ・ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』が再映画化(タイトル未定)されることがわかった。監督を務めるのは、舞台『イン・ザ・ハイツ』『ハミルトン』を演出したトーマス・ケイル。Deadlineが報じている。

トニー賞で9部門に輝いた『屋根の上のバイオリン弾き』は、作家ショーレム・アレイヘムの短編小説『牛乳屋テヴィエ』が原作。19世紀末にロシアによって支配されていたウクライナにある小さなコミュニティ「シュテットル」を舞台に、世間から迫害されながらも懸命に暮らすユダヤ人一家の姿を描いた激動の物語だ。

1964年にブロードウェイで初演されて以降、世界中で上演されている同ミュージカルは、1967年に東京・帝国劇場にて日本版の初演を迎えた。その後、日本でも人気を集め、幾度にも渡って上演され続けている。なお『屋根の上のバイオリン弾き』は、1971年に監督ノーマン・ジュイソン、主演トポル、編曲ジョン・ウィリアムズで映画化もされており、ゴールデングローブ賞では作品賞を、アカデミー賞では3部門での受賞を果たした。

このたび再映画化される『屋根の上のバイオリン弾き』で脚本を務めるのは、『ハミルトン』と並ぶ人気ブロードウェイ・ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン(原題:Dear Evan Hansen)』を手がけた劇作家スティーブン・レベンソン。プロデューサーには、『アメリカン・ビューティー』(1999)『ミルク』(2008)のダン・ジンクス、アーロン・ハーニックが就任している。

映画版『ハミルトン』でも監督を担当しているトーマス・ケイルは、「『屋根の上のバイオリン弾き』を監督することは私にとって生涯の夢でした。とはいえ、舞台でやる想定だったんですが」としながら、「数多くの名作ミュージカル映画を製作してきたMGMとともに、大好きな舞台の新たな映画化に挑めることを非常に嬉しく思います」と語っている。映画史においてミュージカル映画の普及に貢献したMGMは、アカデミー賞作品賞にも輝いた『巴里のアメリカ人』(1951)『恋の手ほどき』(1958)をはじめ、不朽の名作『オズの魔法使』(1939)『雨に唄えば』(1952)などを手掛けてきた。

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Source: Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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