『スター・ウォーズ』デイヴ・フィローニがルーカスフィルムのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに昇格

『スター・ウォーズ』アニメやドラマシリーズの製作などで知られるデイヴ・フィローニが、ルーカスフィルム社のチーフ・クリエイティブ・オフィサー(COO)に昇格していたことがわかった。フィローニが米Vanity Fairに明らかにした。
フィローニは「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」(2008-2020)をはじめ、「スター・ウォーズ:反乱者たち」(2014-2018)といったアニメシリーズで製作や脚本・監督を務めて経験を重ねたのち、実写シリーズ「マンダロリアン」「ボバ・フェット」「アソーカ」で製作やエピソード監督を担当。映画シリーズが賛否両論に割れたディズニー時代の『スター・ウォーズ』人気を下支えした功労者だ。創造者ジョージ・ルーカスの一番弟子としても知られ、ファンからの信頼が厚い。

キャスリーン・ケネディは引き続きルーカスフィルム社全体を統括。フィローニはナラティブ(物語)レベルの責任者となる。
COOとなったフィローニは今後のスター・ウォーズ作品において、これまでのアドバイザー業務に加えて、開発プロセスの早期から広範囲にわたる立場で携わることになるという。「人にこうしろと指示することはしませんが、彼らが伝えたい最高の物語を伝える手助けをする」とフィローニは説明している。
「私は銀河全体の助けになる必要があります。ジェダイ評議会の一人のようにね」と、早速スター・ウォーズ・ユーモアを交えて説明。さらに、「文字通り、私はスター・ウォーズの物語を何時間も語り続けてきました(Literally, hours now of Star Wars storytelling I have done)」と続けると、自ら発した英文法がヨーダの話法ようになってしまったことに気付き、「ヨーダみたいになっちゃった」とユーモアを重ねた。
フィローニは今後、「マンダロリアン」「ボバ・フェット」シリーズを締めくくる劇場公開作で映画監督デビューを果たす。CCOとして今後は他の映画作品にも携わることになるため、自身の監督作が実地訓練となる。「フィルムメーカーを本当に支援するためには、それを直接体験することが重要でした」と話すフィローニは、自ら映画監督業を経験すれば、外野から「ジェダイはこうで、シスはこうで……」と説明するだけでなく、より実践的な支援ができるようになると語っている。
新たなポストに就きながら、「アソーカ」シーズン2の可能性も探っていくという。現時点で正式発表はされていないが、必要と判断されればフィローニの権限によって実現される可能性が高そうだ。
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Source:Vanity Fair