トム・ハンクス&ロボット&愛犬の危険な旅描く感動作、『フィンチ』米予告編 ─ Apple TV+で配信予定

トム・ハンクス主演のSF映画、『フィンチ』より米国版予告編が公開された。Apple TV+にて2021年11月5日より配信開始だ。
大規模な太陽変動により荒廃した世界。その数少ない生存者の一人であるロボットエンジニアのフィンチ(トム・ハンクス)が、大切な愛犬と自ら制作したロボットとともに、安心して暮らせる家を見つけるため、危険な旅に出る姿を描く感動作だ。
「一瞬の出来事だった。太陽フレアに見舞われて、植物も農作物も食料もすべておさらばだ」。公開された予告編は、太陽の爆発により地球が一瞬にして荒廃していくなかで、フィンチが孤独感に駆られる姿が捉えれており、どこかに閉じ込められていた模様の一匹の犬と出会うところから始まる。フィンチはグッドイヤーと犬を名付け、ふたりは地下壕で独自の世界を築き上げていった。
愛犬との穏やかな日々を送るフィンチだったが、彼はある悩みごとを抱えていたのだ。それは自分の死後、グッドイヤーを面倒見る存在がいないこと。そこでフィンチはグッドイヤーのためのロボットを作り出したのである。「何か話してみて」「ロボットは犬の世界を守る」。やがてフィンチとグッドイヤーは、ロボットのジェフとともにアメリカの西部を目指す危険な旅に出る。「嵐の前に行かないと俺たちは死ぬ」。フィンチはロボットに喜びを教え、生きることの素晴らしさを伝えようとしていく。なお本予告編は、Apple TV+にて日本字幕付きで視聴することも可能だ。
監督を務めるミゲル・サポチニクは、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のエピソード監督として有名で、エミー賞にも輝いた気鋭だ。キャストにはトム・ハンクスのほか、『スリー・ビルボード』(2017)などのケイレブ・ランドリー・ジョーンズがロボット/ジェフ役として名を連ねている。脚本は新人クレイグ・ラックとアイヴァー・パウエル。パウエルは、『エイリアン』(1979)『ブレードランナー』(1982)のアソシエイト・プロデューサーを務めたことで知られる逸材だ。プロデューサーには巨匠、ロバート・ゼメキスが参加している。
映画『フィンチ』は、Apple TV+にて2021年11月5日より配信開始。
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Source: IndieWire