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「マインドハンター」今後どうなる、『Mank/マンク』デヴィッド・フィンチャー監督とNetflixの独占契約が判明

Netflix映画『Mank/マンク』⼀部劇場にて2020年11⽉20⽇(⾦)公開/12⽉4⽇(⾦)よりNetflixにて独占配信開始

最新作『Mank/マンク』の世界配信を2020年12⽉4⽇(⾦)に控えるデヴィッド・フィンチャー監督が、Netflixと4年間の独占契約を結んでいたことがわかった。仏Premiereにてフィンチャー自身が明かした。

『セブン』(1995)『ファイト・クラブ』(1999)などで知られるフィンチャー監督は、これまでNetflixにて「ハウス・オブ・カード 野望の階段」(2013-2018)や「マインドハンター」(2017-)「ラブ、デス&ロボット」(2019-)を手がけてきた(「ラブ、デス&ロボット」は製作総指揮)。ただしフィンチャーによると、もともとNetflixとの関係性は「マインドハンター」シーズン2をもって「完全に終わりだった」という。

「テッド・サランドス(現CEO)に会って、『マインドハンター』シーズン3のために2年かけるのではなく、もっと小さいプロジェクトを1年やりたいと言いました。2時間の作品のプリプロダクション(撮影準備)に6ヶ月かける贅沢が欲しいと。それで何をしたいのかと言われたので、『Mank/マンク』の脚本を渡したんです。(企画が通る)自信はなかったんですが、やる気になってもらえて、じゃあいつ始めようかと。」

『Mank/マンク』をNetflixで製作するにあたり、フィンチャーは「さらに4年間の独占契約を結んだ」と語っている。具体的な契約期間は不明だが、「マインドハンター」シーズン2は2019年8月に配信されたため、最長で2023年夏ごろまでの契約関係とみられる。フィンチャーは「ラブ、デス&ロボット」シーズン2を進行中だというが、一方で「マインドハンター」シーズン3は企画保留であり、その他の企画は不明。それでも契約期間は2年ほど残っているわけで、フィンチャーが今後どんな作品を発表するかがポイントだ。「マインドハンター」ファンにとっては一筋の光明となるか……。

なお、フィンチャー自身は「『Mank/マンク』の評判次第で、罪滅ぼしのためにできることを弱々しく聞くことになるのか、もっと白黒映画を作らせてほしいと偉そうに主張するのかが変わる(笑)」と冗談を交えて語っている。「僕の仕事は“コンテンツ”を届けること。それがどういう“コンテンツ”であれ、自分にできることをみなさんに届けることになるのでしょう」。

Netflix映画『Mank/マンク』⼀部劇場にて2020年11⽉20⽇(⾦)公開。12⽉4⽇(⾦)よりNetflixにて独占配信開始。

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Source: Premiere

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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