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『ファースト・マン』イヤホン推奨、ジェミニ計画の臨場感を体感せよ ─ 『ラ・ラ・ランド』デイミアン・チャゼル監督、「リアル」へのストイックなこだわり

ファースト・マン
© 2018 Universal Studios and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.

『ラ・ラ・ランド』(2016)のデイミアン・チャゼル監督と主演ライアン・ゴズリングが再びタッグを組んだ、映画『ファースト・マン』が2019年2月8日(金)に全国の映画館で公開された。

ストイックな映画製作で知られるチャゼル監督が本作で追求したのは、とにかく“リアルな宇宙体験”。このたび、絶体絶命のジェミニ計画の様子をとらえた本編映像が到着している。この臨場感、もう映画館で観た方もまだ観ていない方も、ぜひイヤホンをつけて楽しんで!

このたび到着したのは、「アポロ計画」以前に実行された「ジェミニ計画」の一部始終を切り取った本編映像だ。人類初めての地球軌道上でのランデブー&ドッキングを目標とするミッションを無事に成功させた二人だが、それもつかの間、突如思わぬ機械トラブルに見舞われるのだった。そんな中、超高速で回転する船内でニールはドッキングしたアジェナを引き離し、隣席のデイヴ・スコットに指示を出したりと冷静に対応する。宇宙という未知の領域で絶望的な状態へ陥ったニールは、デイヴとともにこの危機を無事脱出することができるのか…。

ファースト・マン
©Universal Pictures

今回の映像では、ただ観ているだけで、まるで宇宙船内でミッションをともにしているかのような緊迫感を味わうことができる。本作で“リアル”を追求したチャゼル監督は、セットや撮影に対する極限のこだわりを明かしている。

「ジェミニ8号やアポロ11号といった宇宙船などは実物大のセットを作りました。俳優たちは宇宙服を着て、コンピューター制御のセットに乗り込み、前後左右に揺さぶられていたんです。3Dシミュレーターと同じで、小型カメラを仕込み、乗組員の目線で撮影しました。彼らの心情まで捉えること、それが本作の宇宙空間の表現なんです。彼らと同じ光景を見て、恐ろしいほど狭苦しく、そして頼りない宇宙船を体感してください。」

ファースト・マン
©Universal Pictures

実際の宇宙飛行士とほぼ同じ環境下での撮影に挑んだライアンは、本作でチャゼル監督は「まるで操縦席に座っているような、臨場感のある映像」を求めていたのだと語る。

「(監督は)あの計画がどれだけ苛酷で、危険だったかを伝えようとしているんです。本職の宇宙飛行士とは比べられないけど、僕は、彼らの苦悩を少しだけ味わうことができました。ミッションのシーンを撮影する際は、僕も宇宙服を着たままセットに閉じ込められたんですよ。6時間から8時間くらいね。セットの中ではほとんど体を動かせないし、ひたすら座っているしかない。外を眺められる窓もすごく小さかったんですよ。」

チャゼル監督のこだわりが実を結び、本作では、人々が命を懸けた人類史上もっとも危険なミッションが見事に映像化されている。その圧倒的な宇宙体験を、映画館の大きなスクリーンでじっくりと体感しよう。

映画『ファースト・マン』は2019年2月8日(金)全国ロードショー。

『ファースト・マン』公式サイト:https://www.firstman.jp/

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THE RIVER編集部THE RIVER

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