フラッシュ単独映画で描かれるのは“どの“バットマン?エズラ「DCハイパー・エクステンデッド・マルチバース」提唱

2017年11月23日公開の映画『ジャスティス・リーグ』に登場したスーパーヒーロー、バリー・アレンことフラッシュ。DCコミックスのコンテンツ最高責任者であるジェフ・ジョーンズ氏は、フラッシュの単独映画『フラッシュポイント』にバットマンが登場することを11月16日、米メディアEntertainment Weeklyにて示唆した。またフラッシュを演じるエズラ・ミラーは、DCコミックス原案の映画シリーズ=DCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)に代わる新しい名称を提案している。

バットマン=ブルース・ウェインではない?

DCの同名コミック『フラッシュポイント』は、過去2回映像化されている。アニメ『ジャスティスリーグ:フラッシュポイント・パラドックス』(2013)と、ドラマ「THE FLASH / フラッシュ」(2014~)である。コミックとドラマの両方を手掛けたジェフ・ジョーンズ氏は、

「(今回の映画では)他のどの”フラッシュポイント”でもやらなかった要素を入れます。スケールにしても、バットマンのストーリーにしてもね。」

と語り、映画『フラッシュポイント』にバットマンの登場シーンがあることを匂わせた。

だが、ここで問題になるのは”どの”バットマンかという点だ。というのも、バットマンの正体と言えばブルース・ウェインというのが通常の認識だが、DCコミック『フラッシュポイント』シリーズの舞台はいわゆるパラレル・ワールド。その世界ではウェイン一家が強盗に襲われ両親…ではなく、幼いブルース・ウェインが死亡してしまう。生き残った父親のトーマス・ウェインは、息子の仇を取るためにバットマンとして日々活動している…といったストーリーだからだ。果たして劇中に登場するバットマンとはベン・アフレック演じるブルース・ウェインか、それともブルースの父親か…?

『フラッシュポイント』とは

ここで軽くコミックの『フラッシュポイント』について触れておこう。

幼い頃に母親を殺されたバリー・アレンは、殺人を食い止めようと過去にタイムワープする。無事母親の死は防げたものの、現代に帰ってみればそこは彼が知っている世界とは似て非なるものだった。バリーはスピードを失っており、その世界ではヒーローの正体や背景も少しずつ異なっていたのだ。

2017年7月開催のサンディエゴ・コミコン・インターナショナルにてフラッシュの単独映画のタイトルが『フラッシュポイント』だと発表されたとき、ファンは驚愕した。先述の通り、もし『フラッシュポイント』が原作通りのストーリーに沿って進むとするならば、今までDCEUで培ってきた世界観が180度変わってしまう可能性があるからだ。

これに関しエズラ・ミラーは、

「”フラッシュポイント”というワードは、ファンに取っては”絶体絶命の危機”みたいに聞こえるでしょうね。DCユニバースは、これで永遠にバラバラになってしまい、頭が痛くなるくらい複雑な多様世界になってしまうと。」

と、ファンの気持ちを代弁。その複雑さを「”DCハイパー・エクステンデッド・マルチバース”ってところかな」とも表現している。

 

『ジャスティス・リーグ』などDC映画の作品群といえば、DCEU=DCエクステンデッド・ユニバースという名称が有名だが、そこに「ハイパー」と「マルチバース」というワードを付け加えたことはエズラの独特のセンスを感じさせる。響きがとにかく複雑で、一見さんお断り的な雰囲気がさらに出てしまったような気もしなくもないが…。

映画『フラッシュポイント』は、以前脚本の初稿が提出されたという報道はあったものの公開日・監督は未定。エズラ・ミラーいわく「映画の制作は進行中です。今まで最高の形になっていますよ」とのことだ。「DCハイパー・エクステンデッド・マルチバース」が一体どうなってしまうのかファンとしては気になるところだが、首を長くして続報を待とう!

(文:まだい)

Source: http://ew.com/movies/2017/11/16/ezra-miller-flashpoint-update/
http://www.denofgeek.com/us/movies/the-flash/245326/the-flash-movie-flashpoint-may-feature-batman

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